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【2016年シーズン】第16週マンデーナイトフットボールの見どころ

2016年12月26日(月) 15:50

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット、エゼキエル・エリオット、デズ・ブライアント【AP Photo/Ron Jenkins】

2016年シーズン最後のマンデーナイトフットボールとして組まれたのは、すでにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区優勝を決めているダラス・カウボーイズと23年ぶりの地区優勝を狙うデトロイト・ライオンズの一戦だ。

今週のサーズデイナイトフットボールで、同地区ライバルのニューヨーク・ジャイアンツがフィラデルフィア・イーグルスに敗れたことで、カウボーイズは過去3シーズンで2度目の地区優勝を決めたのに加え、ファーストラウンドバイ(1回戦免除)を経てNFCプレーオフの試合をホームで行うアドバンテージを得ている。第15週のタンパベイ・バッカニアーズ戦では、ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットが159ヤードを走ったほか、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットがパス36回中32回を成功させて279ヤードを投げるなど新人コンビが活躍し、プレーオフに向けてチームとしても素晴らしい仕上がりを見せている。

一方のライオンズは現在9勝5敗でNFC北地区トップに立っているものの、現地24日(土)にパッカーズがミネソタ・バイキングスに勝利したため、カウボーイズ戦の試合結果にかかわらず、ライオンズが地区優勝を果たすためには第17週に行われるパッカーズとの直接対決に勝利することが条件となる。QBマシュー・スタッフォードは、第14週に利き手の中指を負傷した影響か、第15週のジャイアンツ戦ではタッチダウンパスを通せていない。ここ2週間でパスを3度インターセプトされているスタッフォードだが、ライオンズが勝利を手にするためには、スタッフォードの安定したパス攻撃が不可欠となってくる。

両チームがプレーオフで対戦する可能性は十分にあるものの、カウボーイズはこれ以上チームのトッププレーヤーをケガにさらすリスクを減らしたいと考えているはずだ。それに伴い、QBトニー・ロモのシーズンデビューも現実味を帯びてくると言える。好調のカウボーイズを相手にライオンズがどこまで底力を見せてプレーオフ出場権の獲得に近づけるかがこの試合の注目ポイントとなる。