ブロンコスHCキュービアック、QBリンチの最終戦先発を示唆
2016年12月27日(火) 12:42デンバー・ブロンコスはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のプレーオフ戦線から離脱が決定していることもあり、第17週に多くの未来ある若手を起用することも考えられる。
ヘッドコーチ(HC)ゲイリー・キュービアックは現地26日(月)、記者に対してクオーターバック(QB)のパクストン・リンチがレギュラーシーズン最終戦のオークランド・レイダース戦に登場する可能性があることを明言した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーによると、キュービアックは最終戦に“全選手”をプレーさせる意向を認め、チームのドラフト1巡目指名のリンチに関しては今週後半までの判断になると語ったそうだ。
先週日曜日のカンザスシティ・チーフス戦、33対10で黒星を喫したブロンコスはプレーオフへの道が閉ざされた。この試合でトレバー・シーミアンがパスを成功させたのは43回中のわずか17回で、183ヤード、1ピックにとどまっている。
地元紙『The Denver Post(ザ・デンバー・ポスト)』によると、キュービアックはシーミアンについて「あのパフォーマンスは明らかにいつもの彼ではなかった。彼にとっては良い経験となっただろう。QBというポジションは厳しいところなんだ」と語った。
今シーズンのシーミアンは2017年の先発QBとして認められてもおかしくない結果を残してきた。しかし、今シーズン先発した2試合で1勝1敗と、浮き沈みの激しい結果を残した経験不足、かつ、魅惑的なリンチのパフォーマンスをもう一度改めてじっくり見る必要があるのも確かだ。
リンチの先発QBの座を争う戦いはまだまだこれからである。来シーズンの彼はシーミアンと併用され、ひと夏をかけてQB争いに挑むことになるはずだ。ただし、それもフットボール界の皇帝であるジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイが今オフシーズン、ダラス・カウボーイズに対してトニー・ロモのトレードを要求しない限りの話である。