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レイダースQBカー、スーパーボウル出場は断念か

2016年12月29日(木) 15:03


オークランド・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

負傷したオークランド・レイダースのエースクオーターバック(QB)デレック・カーに代わり、2番手クオーターバック(QB)のマット・マグロインがチームをスーパーボウルまで導くとあらば、カーではなく、マグロインがそのまま先発QBとしてその大舞台に登場するだろう。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地28日(水)、QBカーの第51回スーパーボウル出場はかなり厳しいものであると報じた。

カーは火曜日に骨折した腓骨(ひこつ)の手術を受けた。ラポポートによると、カーの手術は成功し、完璧な状態での復帰が可能とされる一方、6週間後に迫るスーパーボウル出場は現実的でないようだ。

カーはその試合に向けて準備を怠らない様子だが、チーム自体はエースQBに来シーズンへのいかなるリスクも背負わせたくない意向だ。

QBカーの下、レイダースのスーパーボウル出場も夢の話ではなかった。いかなるチームも目の前にあるチャンピオンシップの可能性を逃すべきでないのは当然。しかしながら、カーのような若きQBがいれば、いずれまたその舞台に戻ってくる可能性が高いことも想定すると、焦らずに時間をかけることも重要となる。何年も待ち望んだエースQBを、やっとのことで発掘したレイダースだ。25歳のカーを時期尚早で試合に復帰させることはチームにとってリスクでしかない。

もちろん、カーがスーパーボウルに出場するということはバックアップQBのマグロインがニューイングランド・ペイトリオッツ、ピッツバーグ・スティーラーズ、カンザスシティ・チーフス、マイアミ・ドルフィンズ、ヒューストン・テキサンズを打ち負かすことを意味する。もし本当に彼がこれらの強敵をなぎ倒した場合、故障明けのカーか、連戦連勝のマグロインか、どちらをベンチに下げるべきか。これについてはまた、スーパーボウルがより近づいた時に話題にしよう。