コルツOLBマシス、ジャガーズ戦をもって引退
2016年12月31日(土) 08:41NFLきっての名プレーヤーが次の試合でフィールドを去る。
インディアナポリス・コルツのアウトサイドラインバッカー(OLB)でパスラッシュのスペシャリスト、ロバート・マシスが現地1月1日(日)に行われるジャクソンビル・ジャガーズ戦をもって引退することを表明した。
現地30日、「グダグダしていたくない。サッと身を引きたい。あとは子供たちと過ごすよ」と報道陣に語った35歳のマシスはコルツと共に歩んだ14年間の選手キャリアで122回に渡り、クオーターバックをテイクダウンしてきた。
彼以外に、同じチームで14年を過ごしたのはペイトン・マニング、ジョニー・ユニタス、レジー・ウェインしかいない。
間違いなく、コルツのサックキングとして引退の時を迎えるマシスが残したファンブルフォース53回はチーム最高記録であり、サック数においては現役選手の中ではアトランタ・ファルコンズのディフェンシブエンド(DE)ドワイト・フリーニーに0.5サック差である。
「インディはオレのホーム。オレこそがコルツだ。一生、ここにいる。追い出されたって出て行きゃしないさ」
マシスは報道陣に発表する前に『Instagram(インスタグラム)』の公式アカウントを通じてファンに引退を知らせており、ヘッドコーチ(HC)チャック・パガーノによれば、チームメイトには金曜日の練習後に打ち明けたという。
パガーノHCは「彼は素晴らしいプレーヤーであり、偉大なチームメイトであり、最高の男だ」とコメント。
クオーターバック(QB)アンドリュー・ラックがインディアナポリスで一番の宝となるよりもずっと以前、マシスとフリーニーはリーグ最強のブックエンドと評されていた。14年のキャリアでサック数をふた桁に乗せること5シーズン、また、3シーズンでは9.5サックをマークしている。
最高記録は32歳だった3年前の19.5サックだ。
マシスはこう語る。
「2003年、ただただこのチームに入りたくて、とにかくこのチームでやりたくて、スペシャルチームで、基本的にはああいう人たちと一緒に自分がプレーできるのか、小さな黒人のカレッジ、アラバマA&Mからやって来た自分が、彼らとフットボールができるのかを見てみたかった。競い合えるのか、成功した人たちを踏んづけてやれるのか、それが知りたかったんだ」