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【2016年シーズン】第17週サンデーフットボールの見どころ

2016年12月31日(土) 13:10

グリーンベイ・パッカーズ【AP Photo/Mike Roemer】

2016年レギュラーシーズンはついに最終週となる第17週を迎え、ポストシーズンをかけた激闘もいよいよ大詰めだ。今週の試合結果によってはプレーオフのシード順が変わることもあり、最終週も見逃せない対戦が多い。最終週に行われる16試合はすべてが同地区対決だ。

すでにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)はプレーオフに出場する全6チームが決定しており、現在AFC東地区優勝と第1ラウンド免除を決めているニューイングランド・ペイトリオッツは、今週末のマイアミ・ドルフィンズ戦に勝利し、かつオークランド・レイダースが敗戦することでAFCプレーオフ戦の全試合におけるホームアドバンテージを手にすることができる。

対するドルフィンズもプレーオフ出場を決めており、クオーターバック(QB)ライアン・タネヒルをケガで欠きながらも、バックアップQBのマット・ムーアが直近2試合で6タッチダウンを投げる活躍でチームを勝利に導き、好調ぶりをアピールしている。ドルフィンズはこの試合に勝利、かつカンザスシティ・チーフスが敗戦すれば第5シードを確保できる。

カンザスシティ・チーフスは今季不調のサンディエゴ・チャージャーズとの一戦で勝利し、かつレイダースがデンバー・ブロンコスに敗戦することでAFC西地区優勝、およびディビジョナルプレーオフのシード権を手に入れられる。

同様にレイダースもデンバー・ブロンコスとの一戦に勝利、かつチーフスが敗戦することで地区優勝、およびディビジョナルプレーオフのシード権の獲得となる。そんなレイダースは攻撃の司令塔であるQBデレック・カーが第16週のインディアナポリス・コルツ戦で右足を負傷しており、復帰時期は未定。先日手術を終えたばかりのカーの代打として先発QBを務めるマット・マグロインには相当なプレッシャーがのしかかる。ランニングバック(RB)ラタビアス・マレーや、ワイドレシーバー(WR)陣のアマリ・クーパーやマイケル・クラブツリーがどこまでマグロインの負担を軽減できるかが、この試合の注目ポイントだ。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)はダラス・カウボーイズ(東地区)、アトランタ・ファルコンズ(南地区)、シアトル・シーホークス(西地区)の3チームが地区優勝を果たしている。

レギュラーシーズン最後の試合となるサンデーナイトフットボールが今季最終週の最大の見どころだ。

グリーンベイ・パッカーズとデトロイト・ライオンズがライオンズの本拠地でNFC北地区の優勝をかけて激突する。

シーズン中盤まで4勝6敗と苦戦していたパッカーズだが、その後は見事に息を吹き返し、プレーオフ出場まであと1勝のところまで来ている。リーグトップの実力を誇るQBアーロン・ロジャースは、ここ6試合でタッチダウンパスを14回成功させており、この試合でもその強肩を生かしたパス攻撃が披露されるだろう。

一方のライオンズは直近2連敗を喫しており、がけっぷちに追い込まれている。右手の中指を負傷しているQBマシュー・スタッフォードは、あと20ヤードを投げれば6年連続のパス4,000ヤード超え達成となり、勝利を呼び寄せるためにはスタッフォードの活躍が必須だ。

サンデーナイトフットボールの結果によっては、ワシントン・レッドスキンズか、タンパベイ・バッカニアーズがプレーオフ出場権を手にする可能性も残されている。

日本は正月明け早々、現地は元日に全16試合が一気に行われる第17週はレギュラーシーズン最終週にふさわしいアクション盛りだくさんの1日となりそうだ。