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【2016年第17週】チャージャーズを下したチーフスが地区優勝、第2シード権も獲得

2017年01月02日(月) 11:38

カンザスシティ・チーフスのアルバート・ウィルソン【AP Photo/Rick Scuteri】

現地1日(日)、カンザスシティ・チーフスが敵地に乗り込んでサンディエゴ・チャージャーズと対決し、攻守共に安定した活躍を見せたチーフスが37対27でチャージャーズを下した。同時刻に実施された試合でオークランド・レイダースが敗れたため、チーフスがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区優勝とディビジョナルプレーオフのシード権を獲得している。

オープニングドライブではクオーターバック(QB)フィリップ・リバースから新人タイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーへの11ヤードパスなどで敵陣へと進んだチャージャーズがフィールドゴールを成功させて先制。チーフスも直後のドライブでQBアレックス・スミスがWRジェレミー・マクリンに投げた23ヤードパスがはまって敵陣深くに進んでいく。スミスがディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサにサックされるなど、タッチダウンのチャンスこそ逃したが、フィールドゴールを成功させてスコアを同点にする。

第2クオーターにはリバースの好ターゲットTEアントニオ・ゲイツが5ヤードパスを通してタッチダウンを決め、チャージャーズがリードを奪う。対するチーフスもWRアルバート・ウィルソンがスミスからの42ヤードパスをつなげて一気に敵陣深くにボールを進めると、スミスが自ら5ヤードを走ってタッチダウン、またも試合が振り出しに戻った。その後はチーフスのコーナーバック(CB)マーカス・ピータースがリバースのパスをインターセプトしてチャージャーズの得点のチャンスを潰すと、直後のドライブでスミスがRBチャーキャンドリック・ウエストに4ヤードのタッチダウンパスを通す。第2クオーター終了前にはフィールドゴールを成功させて追加点を決めたチーフスが、20対10とリードして前半を折り返した。

後半最初のドライブでは、スミスのパスをインターセプトとしたセーフティ(S)ジャーリール・アダイが90ヤードのリターンタッチダウンを決めてチャージャーズが追撃。ただ、チーフス攻撃陣がスミスからWRタイリーク・ヒルへの20ヤードパスで敵陣へと前進し、スミスがウエストに2ヤードパスを放ってタッチダウン、再び点差を広げる。クオーター終了前にはヒルが圧巻の95ヤードパントリターンを成功させ、チーフスが突き放した。

第4クオーターにはリバースがヘンリーに12ヤードのタッチダウンパスを決めたチャージャーズだが、それ以上の反撃を見せられずに試合終了の時を迎えている。

チーフスQBスミスはパス28回中21回成功、264ヤード、2タッチダウン、1インターセプト。RBウエストはキャリー16回、58ヤードを走ったのに加え、レシーブ5回、58ヤードをマークしている。

チャージャーズQBリバースはパス38回中22回成功、269ヤード、2タッチダウン、2インターセプトを記録。TEゲイツはレシーブ5回、55ヤード、1タッチダウンだった。これでキャリア通算111タッチダウンを達成したゲイツは、トニー・ゴンザレスと並んでTEによる最多タッチダウン数を記録している。