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【2016年第17週】セインツを下したファルコンズがプレーオフ第2シード権獲得

2017年01月02日(月) 11:59


アトランタ・ファルコンズのフリオ・ジョーンズ【AP Photo/John Bazemore】

現地1日(日)、アトランタ・ファルコンズが敵地でニューオーリンズ・セインツとのレギュラーシーズン最終戦に挑んだ。第4クオーターにセインツが猛追を見せるも、前半に奪った大量のリードを守り切ったファルコンズが38対32で勝利し、ディビジョナルプレーオフの第2シード権を獲得している。

ファルコンズは立ち上がり、クオーターバック(QB)マット・ライアンからランニングバック(RB)デボンタ・フリーマンへの35ヤードパスで一気に敵陣深くに攻め込むと、RBテビン・コールマンがライアンからの7ヤードパスをつなげて先制タッチダウンを決める。セインツもQBドリュー・ブリーズがタイトエンド(TE)コビー・フリーナーに25ヤードパスを通してボールを進め、ドライブの最後はフィールドゴールで締めくくった。その後はフリーマンの75ヤードランでファルコンズが再びタッチダウンを収めれば、セインツもRBティム・ハイタワーの2ヤードタッチダウンランで反撃に出る。

第2クオーターに入ってもファルコンズ攻撃陣の勢いは止まらない。クオーター序盤にライアンからエースWRフリオ・ジョーンズへの21ヤードパスで敵陣に進入すると、同ドライブの最後では再びライアンがジョーンズに1ヤードパスを放ってタッチダウン、ファルコンズが点差を広げている。ファルコンズ攻撃陣は次のオフェンスドライブでもWRモハメド・サヌーがライアンからの12ヤードパスをエンドゾーンでつなげてタッチダウンを奪うなど、試合の主導権を握った。クオーター終了前にも、WRジャスティン・ハーディーが7ヤードパスを受け取ってタッチダウンを加算したファルコンズは35対13とリードして前半を折り返す。

巻き返しを図りたいセインツは、ファルコンズに自陣深くまで攻め込まれるも、タッチダウンを許すことなく守備陣が奮闘。しかし、セインツは攻撃陣がなかなかテンポ良くオフェンスを組み立てられず、第3クオーターは得点するチャンスを作れなかった。

第4クオーターにはブリーズから新人WRマイケル・トーマスへの29ヤードパスなどで敵陣まで進んだセインツ攻撃陣は、続けてWRウイリー・スニードがブリーズからの35ヤードパスを通してエンドゾーンに近づく。同ドライブの最後はブリーズのトーマスに対する14ヤードパスでタッチダウンが決まった。クオーター中盤にもセインツはRBマーク・イングラムの1ヤードランでタッチダウンを得て点差を詰めると、直後のオンサイドキックも成功させて流れを引き寄せる。オンサイドキックを自陣43ヤードでリカバーしたセインツは、そのままブリーズのパスなどでエンドゾーン手前まで攻め寄り、最後はRBトラバリス・カデットがブリーズの3ヤードパスをつなげてタッチダウン。しかし、この時点で残り試合時間は45秒を切っていた。再びオンサイドキックに挑戦したセインツだったが、ここでは相手にボールを抑えられて万策尽きる。

ファルコンズQBライアンはパス36回中27回成功、331ヤード、4タッチダウンと申し分ないスタッツをマークしてチームの勝利に貢献し、今季MVP獲得の可能性をさらに強めた。WRジョーンズはレシーブ7回、96ヤード、1タッチダウンとプレーオフに向けて素晴らしい仕上がりを見せている。

セインツQBブリーズはパス50回中29回成功、350ヤード、2タッチダウン、1インターセプト。RBイングラムはキャリー20回、103ヤード、1タッチダウンをマークした。