レイダース、QBクックがテキサンズ戦に先発
2017年01月04日(水) 08:57過去にはほとんど前例が見当たらないが、どうやらオークランド・レイダースの新人クオーターバック(QB)の先発デビュー戦はプレーオフとなりそうだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによると、レイダースは現地7日(土)に行われるヒューストン・テキサンズ戦で新人QBコナー・クックを先発させる“方向で”動いているようだ。レギュラーシーズン最終戦となったデンバー・ブロンコス戦で僧帽筋(そうぼうきん)を負傷したマット・マグロインはテキサンズ戦に間に合わないと判断された模様。クックはパス21回中14回の成功で150ヤード、1タッチダウン、1インターセプトを記録している。マグロインはパス11回中6回の成功で21ヤードと、成績をみればクックがマグロインを上回っている。
チームのエースQBデレック・カーはクリスマスイブに開催されたインディアナポリス・コルツ戦で足の骨を折る重傷を負った。
レイダースはクック先発が予想される一方、テキサンズ側は今シーズン初めに好調な時期もあったが、期待を裏切るプレーも多く、ここ最近はベンチを温めていたブロック・オズワイラーの先発起用が予想されている。オズワイラーに代わって出場していたトム・サベージは先週のテネシー・タイタンズ戦で脳震とうを発症し、いまだ試合出場許可が下りていない状態だ。
まさか、テキサンズ側がQB有利になるとは誰も予想していなかった事態であろう。
レイダースのヘッドコーチ(HC)ジャック・デル・リオは『CSN Bay Area(CSNベイ・エリア)』を通し、「2通りの見方ができるが、“まさか、初先発がプレーオフ戦になるとは”といった見方が大半だろう。かなりの厳しい試合となるのは確かだ。クックが先発するか、バックアップとなるかは、これから次第。試合までの時間を使ってベストな選択をしたい。特に体の状態に関しては注意を払って判断する」と語った。
おそらく、両チームともにランゲーム主体で徹底したディフェンスを展開することになる。初めての先発試合がプレーオフとなるQBのためにゲームプランを練るのは、デル・リオにとっても初めてのことになるだろう。