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テキサンズ、レイダース戦先発QBにオズワイラーを指名

2017年01月04日(水) 09:49


ヒューストン・テキサンズのブロック・オズワイラー【AP Photo/James Kenney】

ヒューストン・テキサンズがクオーターバック(QB)に関して持つ選択肢は1つしかない。テキサンズは現地7日(土)に開催されるオークランド・レイダースとのプレーオフにブロック・オズワイラーを先発起用するとヘッドコーチ(HC)のビル・オブライエンが明言した。

トム・サベージがまだ脳震とうプロトコル中の今、テキサンズにはもう他に打つ手がない。テキサンズは高額年俸のオズワイラーをレギュラーシーズン中ずっと起用し続けておくべきだったと後悔していることだろう。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、対するレイダースは新人QBコナー・クックが先発予定だという。

26歳のオズワイラーにとってはもう一度テキサンズファンの心をつかむためのこれ以上ないチャンスとなるだろう。パス成功率60%以下、15タッチダウン、16インターセプトというオズワイラーの成績は明らかに期待外れだった。ゲイリー・キュービアック指揮下のデンバー・ブロンコスに在籍した時とはうってかわってオズワイラーはプレッシャーのかかる中で迷走を極めており、そのまま2016年3月に交わした4年7,200万ドル(約84億6,000万円)という大型契約の初年度を終えようとしている。

実際のところ、サベージが出場したとしてもさほど大きな差はないだろう。3試合(1試合はフル)の出場でパス成功率は63%、461ヤード、タッチダウンとインターセプトはともに記録していない。

レイダースのパス喪失ヤード数はリーグ24位だが、インターセプトは9位となっている。レイダースが誇るリーグ最高クラスのディフェンシブエンド(DE)カリル・マックの存在が相手QBにとって脅威となるのは間違いない。単にHCからの信頼を取り戻そうとするだけであっても、その選手にとって立ちはだかる壁は高く分厚い。