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レイダースがTペンを除外、先発はワトソンの見込み

2017年01月07日(土) 07:51

オークランド・レイダースOTドナルド・ペン【AP Photo/Jason Behnken】

オークランド・レイダースは3番手クオーターバック(QB)とバックアップタックル(T)と共に、2002年以来となるプレーオフに挑む。

現地7日(土)に控えたヒューストン・テキサンズ戦を前に、レイダースの先発レフトタックル、ドナルド・ペンが膝のケガにより除外された。

ペンが負傷したのはデンバー・ブロンコスと対戦したレギュラーシーズン第17週。今週の練習はすべて欠席している。

とりわけランブロックを得意とする33歳のペンはNFL全体でもトップクラスのレフトタックルとして知られ、土曜日の試合に出場できなければキャリア11年目で初の欠場となる。『NFL Research(NFLリサーチ)』調べによると、ペンは160試合連続出場を果たしている。

ペンは『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントを通じて「明日、試合でプレーできるように、できることはすべてやった。キャリアを通して欠場ゼロだったのに、泣けてくるし言葉にならない」とつぶやいた。

キャリア初先発を果たす新人QBコナー・クックにとってはさらに厄介な状況だ。確かに、レギュラーシーズン最終戦でミシガン州立大学時代に得た評判さながらの能力を示したとはいえ、たかだか数回のスナップ練習を経験しただけではフィールド全体を適切かつ自由に生かすことは難しい。

しかも、死角となる場所を守ってくれるベストブロッカーを欠いた状態で、テキサンズのディフェンシブエンド(DE)ジャデベオン・クラウニーとアウトサイドラインバッカー(OLB)ホイットニー・マーシラスを相手にするとなれば、クックは四面楚歌と言えよう。レフトタックルはメネリク・ワトソンが先発すると見られ、右側にはオフェンシブタックル(OT)のオースティン・ハワードが戻ると考えられている。

また、レイダースはオールプロ選出経験もあるガード(G)ケレチ・オセメリもクエッショナブル登録した。

ここまで素晴らしい戦いを披露してきたオフェンシブラインが一転、最悪の事態に陥っている。レイダースは今季、NFL全体でサック数が最も少なく、18回しか計上していない。

ただ、悪い話ばかりでもない。つま先の負傷でクエッショナブル登録だったストロングセーフティ(SS)カール・ジョセフが復帰するかもしれない。ジョセフが戻ってくればセカンダリーにとって大いなる後押しになることだろう。

レイダースはすでにセーフティ(S)ネイト・アレンとQBデレック・カーを除外している。

控えQBだったマット・マグロインはクエッショナブル登録され、体調が十分であればクックのバックアップを務める可能性がある。