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テキサンズ、次戦もQBオズワイラーが先発へ

2017年01月09日(月) 01:50

ヒューストン・テキサンズのブロック・オズワイラー【AP Photo/Eric Gay】

「やっぱブロックしかいないよな!」

まさか、ポストシーズンを迎えてヒューストン・テキサンズ陣営からこのセリフを聞くとは誰が予想していただろう。それでも、27対14でオークランド・レイダースを下し、歓喜に満ちるテキサンズのチームメイトたちはロッカールームでその思いを抑えきれなかったようだ。

テキサンズのクオーターバック(QB)ブロック・オズワイラーはプレーオフ初戦でレギュラーシーズンを合わせて最もクリーンな試合展開を披露。試合後にはヘッドコーチ(HC)ビル・オブライエンが次のディビジョナルラウンドでもオズワイラーの先発QB続投を明かしており、脳しんとうから回復途中にあるトム・サベージが出場可能となればバックアップにまわると見られている。

オブライエンHCはオズワイラーのボール処理能力、戦略の実行する能力を強調。実に見事なドライブを展開した場面もあったが、25回のパスを投げて成功したのは14回、168ヤードにとどまっている。ただ、タッチダウンはパスとランでそれぞれ1回ずつ収めており、何よりも一番向上したのは被ターンオーバー数だ。

試合後、オズワイラーについてコーナーバック(CB)A.J.ボウイェは『NFL.com』に「あいつはいつだってチームプレーヤーだ。今シーズンがどうだったかに関係なく、今日、あいつがやったこと、あいつがやらなきゃいけなかったことは皆の記憶に残るんじゃないかな」とコメントした。

確かに、次戦を勝ち抜けばレギュラーシーズンのことなど簡単に忘れ去られてしまうだろう。3番手の新人QBコナー・クックが率いたレイダースに敗れるようなことになっていれば、テキサンズにとっては最悪のオフシーズンになっていたはずだ。

チームメイトの多くは重要な局面に合わせてくるオズワイラーの能力を称えている。

ディフェンシブエンド(DE)アントニオ・スミスは「ファーストダウンを取りに行くヤツの姿を見ていた。あいつの目はそれを狙っていたと思う。その瞬間に分かった。いけると確信していたのさ。それを見たらもう・・・オフェンスのケツに火がつくってもんだろう。ディフェンスだってそう」と話した。

ワイルドカードのレイダース戦を今季「最高の試合」と称賛したオブライエンHC。もちろん、オズワイラーにとっても今季ベストゲームだったのは間違いないだろう。次なる戦いで再び躍進を遂げるにあたり、ハードルは低くなったはずだ。