コルツの最終戦はリバースに代わってQBレナードが先発の可能性
2025年12月29日(月) 02:34
現地27日(土)にヒューストン・テキサンズがロサンゼルス・チャージャーズに勝利した結果、当初、今季は特別なシーズンになろうかと期待されたインディアナポリス・コルツが正式にプレーオフ戦線から姿を消した。
2025年シーズン残り2試合での大きな目標を失ったコルツは短期間でフィリップ・リバース起用から手を引くようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが28日に放送された『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で伝えたところによると、コルツは敵地で挑むシーズン最終戦のヒューストン・テキサンズとの試合に、44歳のリバースではなく、ルーキークオーターバック(QB)ライリー・レナードを先発させる見込みだという。
リバースがシーズン第17週のジャクソンビル・ジャガーズ戦に先発するのは、土曜午後の時点でコルツがまだプレーオフ争いに残っていたからだ。しかしながら、土曜夜には脱落が決まったものの、コルツはテキサンズと同じくAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区優勝を争うジャガーズ戦に、リバースと先発メンバーを出場させる当初の計画を変えない判断を下している。
レナードはシーズン第18週にNFL初先発を迎えることになる。ドラフト6巡目指名のルーキーであるレナードはシーズン第14週のジャガーズ戦で今季絶望のアキレス腱断裂を負ったダニエル・ジョーンズに代わって途中出場し、初めてまとまった出場機会を得ている。デューク大学とノートルダム大学でプレーしたレナードは堅実な内容を見せ、パス成功率62.1%、145ヤード、インターセプト1回を記録したが、試合中に膝を捻挫、シーズン第15週の出場が危ぶまれていた。
プレーオフの望みが懸かった状況で、コルツはレナードに手綱を託す代わりに、引退状態にあったリバースと契約するという、起死回生のヘイルメリーを選択。シーズン第17週を迎える時点で、リバースはパス成功率66.1%、397ヤード、タッチダウン3回、インターセプト2回と安定した数字を残している。しかし、ベテランQBのリバースはそのパフォーマンスを勝利には結びつけられておらず、コルツはリバースが先発した2試合でNFC屈指の強豪であるシアトル・シーホークスとサンフランシスコ・49ersに敗れた。
舞台袖にレナードが控えていることを考えれば、リバースのNFLキャリアは日曜日のジャガーズ戦をもって(再び)幕を閉じる可能性が高いと見られている。
【C】



































