パッカーズ、カウボーイズRBエリオット封じに自信
2017年01月13日(金) 11:48グリーンベイ・パッカーズは第6週に当時リーグナンバーワンを誇ったランディフェンス陣を引っ提げ、ダラス・カウボーイズのランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットと対峙した。エリオットはこの試合後半だけで97ヤード、合計では157ランヤードを獲得して自身の能力の高さを証明している。
エリオットは当時を振り返り、カウボーイズがパッカーズの守備陣を圧倒していたと語った。
現地11日(水)、エリオットは『Green Bay Press-Gazette(グリーンベイ・プレス・ガゼット)』に「スクリメージラインでも圧勝だった。結局はそこなんだ。試合序盤からこっちのリズムだったし、後半はより走りやすかった」と話している。
一方、パッカーズの選手たちは少し違った形でその試合を記憶している。選手らは記者に対して、パッカーズ側のギャップでの動きに乱れが生じ、ビッグプレーを狙った個人プレーが多い印象だった述べた。
ラインバッカー(LB)クレイ・マシューズは「エリオットは忍耐強く、ホールを見つけるのが非常にうまい選手だ。チームが彼を頼りにしているのも当然。われわれが特別な対策をしなくてはならないと言っているわけではないが、当たり前のことを当たり前にやることが重要になってくる。エリオットが初めてランを決めた時も、こちら側にちょっと力が入りすぎていて、プランとずれたプレーをしている奴が多かっただけなんだ」と明かした。
続けてマシューズは「今週、その辺りを修正しなくてはならない。自分の役割を理解し、責任を持つことが大事だ」とも語っている。
パッカーズ側はエリオットの能力の高さを十分に理解している。新人RBエリオットは試合を経験するごとに辛抱強さ、ルートを見つける能力が改善される。これが他のRBとエリオットの違いだ。カウボーイズのオフェンシブラインはホールを生み出せるが、エリオットの他に4ヤードを15ヤードにまで簡単に伸ばせるバックはほぼ存在しない。
エリオットはルーキーイヤーの今シーズン、1,631ヤードを稼いでリーグトップを記録。これは1999年のエジャリン・ジェームス以来、初めての快挙である。今シーズン、1試合で100ヤード以上を記録したのは7試合(NFLタイ記録)で、スクリメージヤード数は1,994ヤードで堂々のリーグ2位につけた。
パッカーズは今シーズン、被ランヤード数で8位、1試合平均で94.7ヤードを許している。ドム・ケイパー率いるディフェンス陣は6試合の中で今シーズンリーグトップ10に入ったRBと対戦している。彼らに許した1試合平均ヤード数は74.8。パッカーズが90ヤード以上を許したのは6試合中で3試合だ。パッカーズが第7週、シカゴ・ベアーズのRBジョーダン・ハワードに対して7キャリーしか許していないことは強調しておきたい。
パッカーズ対トップ10RB:
エゼキエル・エリオット(カウボーイズ):第6週、157ヤード
ジョーダン・ハワード(ベアーズ):第7週、22ヤード
デボンタ・フリーマン(アトランタ・ファルコンズ):第8週、35ヤード
デマルコ・マレー(テネシー・タイタンズ):第10週、123ヤード
ラマー・ミラー(ヒューストン・テキサンズ):第13週、22ヤード
ハワード(ベアーズ):第15週、90ヤード
パッカーズの選手たちは今週末、ギャップをコントロールし、しかるべきタックルをすればエリオットを止めることは不可能でないと信じている。
ディフェンシブタックル(DT)レトロイ・ギオンは「試合のビデオを見て、俺たちが何をすべきか、そしてどこを修正すればいいかの確認をすれば、後はぐっすり眠れるさ。修正できないことなんて何もない」とコメントした。