CBシャーマンは膝を負傷していたとシーホークス
2017年01月17日(火) 12:22現地14日(土)に開催されたディビジョナルラウンドでアトランタ・ファルコンズはシアトル・シーホークスから36点をもぎ取った。2011年以降、シーホークスがポストシーズンで奪われた得点で最も多かったのが今回のファルコンズ戦。いったい鉄壁ディフェンス陣、LOB(リージョン・オブ・ブーム)に何が起こったのか。
ファルコンズの攻撃陣が圧倒的な強さだったことも1つの要因ではある。しかし、後にシーホークスの絶対的守護神とも言えるコーナーバック(CB)が膝に爆弾を抱えたままプレーしていたことが明らかにされた。
『ESPN』のシェイル・カパディアによると、ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは16日、記者に対してオールプロの選手であるCBリチャード・シャーマンがMCL(膝内側側副靭帯/ひざないそくそくふくじんたい)の負傷を抱えたままプレーしていたことを明らかにした。しかしながら、キャロルはシャーマンには手術は必要ないとも説明し、「今シーズン、シャーマンには後悔が残っている」と語った。
シーホークスの故障者報告書にはシャーマンの名前が記載されていなかったため、このニュースには誰もが驚きの表情を浮かべた。
キャロルは地元紙『The News Tribune(ザ・ニュース・トリビューン)』を通じ、会見の中で「正直なところ、彼について報告していなかったこと自体を私は知らなかった。失敗したと思う」と述べた。
また、キャロルはファルコンズ戦で膝を負傷したCBデショーン・シードについて、「彼は重大なケガを負ってしまった。長期戦になるだろう」と語り、長いリハビリ期間が必要であることを明かしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは後に、シードは損傷したACL(膝前十字靭帯/ひざぜんじゅうじじんたい)の修復手術を行う予定であることを確認。復帰には8カ月ほどかかると見られている。28歳のCBは今年の3月に制限付きのフリーエージェントとなる。
シードはファルコンズ戦の後半に試合を離脱。すでにセカンダリーのセーフティ(S)アール・トーマスが離脱した後の事だ。相次ぐ故障者によってシーホークスは窮地に陥り、予期せぬ事態に対する反応が遅れてしまった。