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テキサンズ、ブレイベルをDCに昇格

2017年01月19日(木) 10:17


ヒューストン・テキサンズのマイク・ブレイベル【Matt Patterson via AP】

現在、NFLに数多く存在するコーチの中でも一際ホットな存在となっているのがヒューストン・テキサンズのマイク・ブレイベルだ。テキサンズは現ラインバッカー(LB)コーチであるブレイベルをチームに残留させると発表した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地18日(水)、テキサンズがブレイベルを守備コーディネーター(DC)に昇格させたと伝えている。また、ロメオ・クレネルに関してはそのままシニアアドバイザーとして続投させる意向だ。

『MMQB』が最初にこのニュースを報道した。

NFLの選手として14年間プレーしたブレイベル。ニューイングランド・ペイトリオッツでのその活躍はよく知られている。現役時にLBを務めていたブレイベルは引退後、2014年にテキサンズのコーチとして就任する前までの3年間をオハイオ大学のコーチとして過ごした。

数多い守備コーチの中でも41歳のブレイベルはその手腕を大勢に認められている。実際、ロサンゼルス・ラムズがヘッドコーチ(HC)としてブレイベルに白羽の矢を立てたこともあった。サンディエゴ・チャージャーズとサンフランシスコ・49ersもブレイベルにDC職を担わせようと画策していたことがある。

現ファルコンズ攻撃コーディネーター(OC)のカイル・シャナハンが移籍するという話も聞こえ始めた中、テキサンズはLBコーチのブレイベルをチームにとどめ、昇格させることに決めた。

テキサンズにおけるブレイベルの役割は非常に大きなものとなるだろう。ディフェンシブエンド(DE)のJ.J.ワットが復活すれば、テキサンズは今シーズンとてつもない成績を残したDEジャデベオン・クラウニーやLBホイットニー・マーシラスと共にリーグ最強クラスの守備陣を形成することになる。

クレネルはワットをケガで失った後も既存の選手を効率良く起用し、見事にその職務を果たした。敗戦はしたが、フォーメーションを常に変化させることでペイトリオッツのレジェンドであるクオーターバック(QB)のトム・ブレイディを何度も苦戦させている。

テキサンズは来シーズンの行方をブレイベルに託したと言っても過言ではない。