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ライオンズRBゼナー、セカンドキャリアの準備は万全

2017年01月20日(金) 13:04

デトロイト・ライオンズのザック・ゼナー【AP Photo/Elaine Thompson】

NFL引退後のキャリアプランについて誰よりも真面目に取り組んでいる一人が、デトロイト・ライオンズのランニングバック(RB)ザック・ゼナーだ。

2年前、フットボールでのキャリアを追い求めたゼナーは医療系への進学を先延ばしにした。ついに目標を達成したゼナー――今シーズン、プレーオフの大舞台で先発RBとしてフィールドに立った――はセカンドキャリアについても本格的に考えている。

チームメイトから “ドック”の愛称で親しまれているゼナーは今オフシーズン、ボランティア生徒としてデトロイト病院の研究プロジェクトに参加する。地元紙『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』によると、ゼナーは昨年の春にも同様の研究に参加し、果糖と塩分が高血圧の上昇に与える影響についてラットを用いて研究した。

同紙に対し、ゼナーは「ヘルスケアについての研究が好きで、その分野に本当に興味があるんだ。どんな職業であっても、経験や業績は貴重なものになると思う。レジュメに自分の業績や経験を書けるということは、科学の分野に携わっていたという証拠にもなるだろう。その分野についての知識があることを相手は理解してくれるんだ。問題をどのように対処しようか、となった時、頼りになるのは自身の経験だろう。やっぱり、実際に働いてみないと分からないことは多いからね」と述べた。

ゼナーは次の研究プロジェクトについて、超音波がラットの動脈にどう関与するかという内容だと語っている。われわれの健康に関する研究をしてくれるゼナーやその他、医療分野に従事する方々に深く感謝を。