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【2016年AFCチャンピオンシップ】ペイトリオッツが攻守ともに圧倒! 2年ぶりのスーパーボウルへ

2017年01月23日(月) 12:31


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディとクリス・ホーガン【AP Photo/Matt Slocum】

現地22日(日)、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップとなるニューイングランド・ペイトリオッツ対ピッツバーグ・スティーラーズ戦が行われた。試合は6年連続でカンファレンスチャンピオンシップ出場を果たしているペイトリオッツが攻守ともに圧倒的なパフォーマンスを披露し、36対17でスティーラーズを撃破。第49回以来となる2年ぶりのスーパーボウル出場を決めている。

雨が降る中で始まった第1クオーターはペイトリオッツがオープニングドライブでクオーターバック(QB)トム・ブレイディからワイドレシーバー(WR)ジュリアン・エデルマンへの41ヤードパスで簡単に敵陣まで攻め込んだ後、フィールドゴールを成功させて先制。同クオーター中盤にもペイトリオッツはブレイディからWRクリス・ホーガンへの26ヤードパスでボールを進めると、ドライブの最後は再びホーガンがエンドゾーンで16ヤードパスをつなげてタッチダウンし、ペイトリオッツが安定した攻撃力を発揮してリードを広げていく。

スティーラーズ攻撃陣も第2クオーター序盤に、QBベン・ロスリスバーガーがエースWRアントニオ・ブラウン、そしてWRイーライ・ロジャースに相次いでパスを通して敵陣へと進入。その勢いを保ったまま、ランニングバック(RB)ディアンジェロ・ウィリアムスがエンドゾーンに押し込んでタッチダウンを収めたものの、直後にはキッカー(K)クリス・ボスウェルがエキストラポイントを失敗してしまう。さらに、スティーラーズは守備陣も踏ん張り切れず、直後のドライブでフリー・フリッカーからブレイディに34ヤードパスを通され、ペイトリオッツにまたもタッチダウンを許した。それでも、クオーター終盤にはスティーラーズ攻撃陣がロスリスバーガーからタイトエンド(TE)ジェシー・ジェームズへの19ヤードパスでタッチダウンを決めたと思われたが、リプレー判定の結果、ジェームズがエンドゾーンを割っていなかったとしてタッチダウンは帳消しに。敵陣1ヤード地点から攻撃を再開したものの、ペイトリオッツ守備陣の堅い守りに阻まれてタッチダウンを奪えず、結果的にフィールドゴールを成功させてドライブを終える。前半はペイトリオッツが17対9とリードして折り返した。

反撃に出たいスティーラーズ攻撃陣だったが、エースRBリビオン・ベルが前半に鼠径部(そけいぶ)を負傷してフィールドを去ってしまったこともあり、第3クオーター序盤はなかなか攻撃のリズムをつかめない。その一方で、ペイトリオッツはホーガンが再びブレイディからの24ヤードパスをつないで敵陣までボールを進め、フィールドゴールで追加点を決める。その後もペイトリオッツは攻撃の手を緩めず、ブレイディとホーガンのホットラインを中心に相手ディフェンスをかき乱しながらレッドゾーンへと進入。同ドライブの最後はRBレギャレット・ブラントがボールを押し込んでタッチダウンを成功させた。さらに、直後のドライブではスティーラーズのロジャースからファンブルを誘い、敵陣28ヤードでリカバーしたペイトリオッツが追加点のチャンスを手に入れる。QBブレイディがエデルマンにパスを通してタッチダウンを収め、ペイトリオッツが完全に試合の主導権を握って最終クオーターを迎えた。

スティーラーズは巻き返しの機会を伺うも、ロスリスバーガーがパスをインターセプトされるなど、得点には結び付けられず。クオーター終盤に入り、ようやくロスリスバーガーからWRコービー・ハミルトンへの30ヤードパスでタッチダウンを成功させたが、時すでに遅し。それ以上の追撃をかなえられぬまま、試合は終了した。

ペイトリオッツQBブレイディはパス42回中32回成功、384ヤード、3タッチダウンと申し分ない試合内容で、チームにスーパーボウル行きの切符をもたらしている。活躍が目立ったWRホーガンはレシーブ9回、180ヤード、2タッチダウンをマークした。WRエデルマンもレシーブ8回、118ヤードを記録して勝利に貢献。

スティーラーズQBロスリスバーガーはパス47回中31回成功、314ヤード、1タッチダウン、1インターセプトだった。

ペイトリオッツはAFCチャンピオンとして現地2月5日(日)にテキサス州ヒューストンで行われる第51回スーパーボウルに出場し、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンのアトランタ・ファルコンズと対戦する。