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最優秀オフェンスはファルコンズQBライアンの手に

2017年02月06日(月) 02:22


アトランタ・ファルコンズのマット・ライアン【AP Photo/Eric Gay】

マット・ライアンのこの1年のキャリアは正しく評価された。

人生最大の試合が迫る中、アトランタ・ファルコンズのクオーターバック(QB)は現地4日(土)のNFL表彰式でオフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー賞を授与された。さらに続いてNFLのMVPにも選ばれている。

2016年のライアンは400を越える試投で他のどのQBよりも多い平均獲得ヤード(9.26)を達成した。4度目のシーズンで彼は、1試合平均300を越えるパッシングヤードを獲得し、パッサーとしてのレートは115を上回る。未来の殿堂入りを確実視されるペイトン・マニング、アーロン・ロジャースと、これからスーパーボウルで対決するトム・ブレイディと並ぶ数字だ。ファルコンズにチーム史上2度目のスーパーボウル出場を献上したライアンは、その過程で目覚ましい進歩を見せた。2016年は過去の記録と比べて1試合あたりのパッシングヤードが平均で50近く伸びている。

失意のうちに2015年を終えたライアンと攻撃コーディネーター(OC)のカイル・シャナハンはオフシーズン中に対策を立て、毎週のように相手に止められない巧みなゲームプランを編み出していった。ライアンはターンオーバーを減らすことに集中し、2012年以来初めてインターセプトを1桁に抑えた。彼は13人の異なるワイドレシーバー(WR)にパスを投げ、キャリア通算最高記録となる38タッチダウンを奪っている。オールプロに出場したフリオ・ジョーンズやフリーエージェントのテイラー・ガブリエルにも同じようにボールを割り振った。

ライアンにとっては2008年にルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれて以来の表彰だ。これから何度でも壇上に現れてくれることを願おう。