オフシーズンへと突入したNFLだが、この春にはまだ解決されるべき大きな課題が残っている。ダラス・カウボーイズはいったいトニー・ロモをどうするのだろうか。

オーナーのジェリー・ジョーンズは地方のウイークリーラジオ番組『KRLD-AM』の中で、ロモの状況については不透明であることを強調した。

『The Dallas Morning News（ザ・ダラス・モーニング・ニュース）』に対し、ジョーンズは「このチーム、特に攻撃陣はトニーを中心に作られてきた。仕方のないことだ。われわれは今、岐路に立っている。この問題にどう対処するかはまだ決まっていない。答えがまだ分かっていないのだから誰も心配する必要はない。今持っているカードがうまく機能しているかどうかを見極める点においては多々問題はある。この問題にも対処していくつもりだ」と語った。

カウボーイズが持つ2つの選択肢としてはトレードと放出である。また、36歳のロモに引退の文字がちらついている可能性もある。

ジョーンズとロモが互いに近しい間柄にあることが両者にとって納得のいく形での決定へと導いてくれるに違いない。

「大事なのことは、いずれは解決するということ。双方ともにしっかりとした基軸があり、われわれはそれを中心に進めている」

今オフシーズン、いったん市場が開かれればQB不足に悩む多くのチームがこのロモの名前を筆頭候補に挙げるであろう。だが、ジョーンズがまだ本当の胸中を明かしていないこともあり得る。彼はまだ、手札にそのカードを残している。今オフシーズンは何が起こるか分からない興味深いものとなりそうだ。