ジェッツCBダレル・リービスが4つの重罪で告発
2017年02月17日(金) 15:01『NFL.com』が入手した法廷記録によれば、ニューヨーク・ジェッツのコーナーバック(CB)ダレル・リービスが現地12日(日)早朝にピッツバーグで発生した小競り合いに関与した疑いで4つの重罪を犯したという。
16日(木)、31歳のリービスはペンシルバニア州アレゲーニー郡で4つの重罪――2つの加重暴行罪、強盗罪、加重暴行の共謀罪――に問われている。また、暴力主義的脅迫の軽罪でも告発された。
現地17日になってもまだ、リービスは出頭していない。
NFL広報担当官のブライアン・マッカーシーはNFL.comに対し、リーグが本件を調査する予定だと明かした。NFLが定める個人的な行動規則に基づき、リービスはNFLからも懲罰を科せられる可能性がある。所属チームのジェッツも本件を把握していると認めた。
ピッツバーグ公安部はリービスが公式に告発される直前に疑惑の事件に関する詳細を発表しており、それによると、ピッツバーグ警察は2人の男性が気絶しているとの通報を受け、アメリカ東部時間12日(日)午前2時43分に市内の交差点に出動したとのこと。2人の男性はその後、リービスともう一人の男に殴られたと語ったという。
リービスを担当するブレーン・ジョーンズ弁護士は『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロに対し、リービスが事件後に治療を求めたと述べ、攻撃者は「決してダレル(リービス)ではない」と主張。ジョーンズ弁護士はリービスが当時の状況から「撤退」していたとも話している。
ピッツバーグ公安部の声明には次のように記されている。
「捜査によると、キッタニングから来た22歳の男性がE.カーソン通りを歩いていた際に、アリクイッパ出身でNFLのコーナーバックである(ダレル)リービスに似た男性を見つけた。男性に(ダレル)リービスかと尋ねると男性はそうだと認めたという。その男性は携帯電話でやり取りを録画し始め、リービスの後を追いかけた。そのうち、リービスが携帯電話を奪い取り、動画を削除しようとした」
「22歳の男性が携帯電話を奪い返そうとするのを、ロスタウンシップ出身の別の21歳の男性が手助けした。その後、リービスが車道に携帯電話を投げた。それを受けて口論になる。別の男性がリービスを援護しに駆けつけた。22歳と21歳の男性2人はその際に殴られたと供述しており、警察に話すために目覚めたことは覚えていると話している。目撃者は2人が約10分間、意識不明だったと供述。警察は携帯電話の動画を確認し、その人物がリービスであることを確認した」
リービスは2016年シーズンに苦戦を強いられており、1,530万ドル(約17億3,500万円)のサラリーキャップを考えると、ジェッツから放出される危険性が高い。