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スティーラーズGM、WRブラウンに「ここでキャリアを終えてほしい」

2017年02月17日(金) 23:31


ピッツバーグ・スティーラーズのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Fred Vuich】

ピッツバーグ・スティーラーズに、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のベストレシーバーを手放す気はないようだ。

ジェネラルマネジャー(GM)のケビン・コルバートは16日(木)記者団に対し、アントニオ・ブラウンとの契約延長をチームの優先事項にしたことを明らかにしており、『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』のゲリー・デュラックによれば、スティーラーズはすでにスターワイドレシーバー(WR)と交渉を始めているとのことだ。

チームはブラウンのエージェントを務めるドリュー・ローゼンハウスと先週から活発な議論を始めたと前置きし、コルバートはこう強調した。「これだけははっきり言える。アントニオ・ブラウンにはスティーラーとして引退してほしいと願っている。(ランニングバック/RB)のリビオン・ベルについても同じだ。スティーラーとして引退してほしい」

先のシーズンでブラウンは予想通り圧倒的な力を見せ、106回のレシーブで1,284ヤード、12のタッチダウンを獲得してAFCで2位にランクインした。

しかし、マイアミ・ドルフィンズに勝利したプレーオフの試合後に、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンのスピーチをライブストリーミングで流出させて、お叱りを受けるという騒ぎもあった。その騒動に続いてピッツバーグ・ポスト・ガゼットのエド・ブシェットは、「ブラウンのふざけた態度は一部のチームメイトたち、そして特にコーチ陣にとって我慢の限界に達しつつある」と伝えている。

契約最終年となる来シーズンのブラウンの年俸は推定871万ドル(約9億8,000万円)――“ふざけた態度”を除けば――迷わず長期の契約延長を結ぶに値する選手だ。スティーラーズがそう考え始めるのも時間の問題だろう。

その他コルバートの発言から得られた情報:

1. 前述の通り、GMはベルをオープンマーケットに放出して他のチームに奪われるつもりはないと述べている。「彼に関して保留は必要ない・・・彼をキープすることにためらいはなく、できればキャリアが終わるまで引き止めたいと思っている」と語った。

2. スティーラーズはまた、バックアップクオーターバック(QB)ランドリー・ジョーンズとの契約更新を望んでおり、彼を“選択肢”の1つとして確保しておきたい考えのようだ。だからといってスティーラーズがジョーンズをベン・ロスリスバーガーの後継者と見ているわけではない――少なくとも今は――が、“この問題は遅かれ早かれはっきりさせるべき”とコルバートも認めている。

3. スティーラーズは随分と太っ腹だ。フリーエージェント間近とみられるラインバッカー(LB)のローレンス・ティモンズも、コルバートにとってはスティーラーズで“キャリアを終えてほしい”選手の1人だという。

4. ラダリアス・グリーンはどうなのだろうか? コルバートは、タイトエンド(TE)のグリーンが来シーズンには戻ってくると述べている。しかし、グリーンはオフシーズンのワークアウトを始める前に健康診断にパスしなければならない。