OCマッコイ、ブロンコスのQB問題改善に自信
2017年02月17日(金) 13:02デンバー・ブロンコスが攻撃コーディネーター(OC)としてマイク・マッコイを再び採用したのは効果的だったと言えるだろう。柔軟性に優れたプレーコール能力に加え、ブロンコスのクオーターバック(QB)陣を強化するためにもマッコイの力が必要になるからだ。
先日行われた『ESPN』とのインタービューで、マッコイはトレバー・シーミアンとパクストン・リンチの両QBを起用しながらオフェンスを組み立てていくとコメントした。
「今までも多くのQBとプレーしてきたし、どんなQBにも対応したオフェンスを作ることが可能だ。ブロンコスに所属するQBの実力を最大限に発揮できるオフェンスを作り上げることが自分の仕事だと思っている」
昨シーズンまでの4年間をサンディエゴ・チャージャーズ(現ロサンゼルス・チャージャーズ)のヘッドコーチ(HC)として過ごしたマッコイだったが、ここ最近ではチームを2年連続で地区最下位に導くなど、決して良い結果を残せないまま解雇となっていた。マッコイの解任は、今季1勝しかできていないクリーブランド・ブラウンズにチャージャーズが黒星を喫した時点で決まっていたと言える。そんなマッコイは、地元デンバーのメディア『KUSA-TV』に対して、いつか再度HC職につきたいとコメントを残しているも、それはまだ遠い先の話になりそうだ。
「もちろんまたHCとしてフィールドに立ちたい。でも今は、ブロンコスの攻撃力向上に100%自分の力を注ぐ。そしてなによりチームの勝利に貢献していきたい。またデンバーに帰ってこられてうれしく思う。バンス・ジョセフ、ジョン・エルウェイ、パット・ボーレン氏と仕事がしたくてこの決断を下した。あとはファンと球団のために、強力なオフェンス陣を作っていくことが目標になる」
マッコイの最大の課題となるのが、シーミアンかリンチをプレーオフでも勝てるQBに育てることだろう。HCを目指すのはその後になるはずだ。過去にはカレッジスタイルの攻撃を得意とするティム・ティーボウやパスを中心に攻撃を組み立てるペイトン・マニングをコーチした経験を持つマッコイ。それらの経験を生かしてブロンコスのQB問題を解決できるか注目だ。