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引退に全く後悔なしとパトリック・ウィリス

2017年02月17日(金) 12:06

元サンフランシスコ・49ersのパトリック・ウィリス【AP Photo/Ben Margot】

元サンフランシスコ・49ersラインバッカー(LB)のパトリック・ウィリスは、32歳という年齢で現役を引退したことをまったく後悔していないようだ。

地元紙『The Mercury News(ザ・マーキュリー・ニュース)』に対し、ウィリスは次のようにコメントを残している。

「またプレーしたいと感じるのは本当に一瞬だけだな。戻りたいとは一切思わない。オレはもう完全に引退した。後悔なしだ」

7度のプロボウラーであるウィリスは、カルフォルニア州サンノゼにある総合格闘技ジムでトレーニングを重ねている。トレーニングの様子を見る限り、ウィリスがいつでもNFLでプレー、または格闘家としてリングに上がることの状態にいることが伺える。ウィリス本人も、現役時代よりも今の方が体が引き締まっていると感じているそうだ。

「自分でも明確には分からないんだが、確実に前より強くなった気がする。いっそう強くなった感じだ。体が引き締まったからそう感じるのか、しっかり体をケアしているからかは分からない。でも調子はすごくいいよ」

元ヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーの解雇と同時期に、49ersの選手が若くして相次いで引退を選択しており、ウィリスもそのトレンドの一部となった選手だった。ウィリスのような実力を持った選手がチームを去ったことがハーボーやその後任であるジム・トムスラ、チップ・ケリーの解雇につながったわけではないものの、トップレベルにある選手の若き引退がチームに与える打撃は大きいものなのかもしれない。

新たに49ersのHCに就任したカイル・シャナハンにとって、49ersが抱える選手の引退問題をどのように解決していくかが今後の着目点となるだろう。