スーパーボウル制覇に「貢献していない」と新人ジョーンズ
2017年02月20日(月) 11:43ニューイングランド・ペイトリオッツのコーナーバック(CB)サイラス・ジョーンズは、記録上ではスーパーボウル覇者となる。しかし、当の本人はそう感じていないという。ジョーンズは『The Baltimore Sun(ザ・ボルティモア・サン)』に対して次のようにコメントした。
「自分が貢献していない試合を自分の手柄にはしたくない。確かにチームの一員ではいたけれど、試合の一部にはなれなかった」
アラバマ大学出身のジョーンズは、2016年ドラフトの2巡目(全体60位)でペイトリオッツに指名され、入団。ルーキーシーズンは決して完璧なものではなく、ミスも多数だった。今季は11度パントリターンを経験し、平均4.2ヤード、5ファンブルを記録している。
大学時代のようなプレーを披露できなかったジョーンズに対し、多くのファンは批判の声を上げていたのだ。
「今シーズンはまったく自分らしいプレーができなかった。ルーキーだったとはいえ、自分が常にフィールド上で一番良い選手でいないといけないと思っている」
同年度にドラフトされた選手の活躍と比較すれば、確かにジョーンズの活躍は目立つものではなかった。チームメイトがアトランタ・ファルコンズを下し、スーパーボウル制覇を祝う一方で、ジョーンズの心境は複雑なものだったようだ。
「オレにとっては地獄みたいなものだった。それ以外表現が見つからない。自分がチームの一員として祝うべきじゃないと感じた。チーム全体が、オレにドラフトで指名権を使うべきじゃなかったと感じている気がした」
2017年シーズンこそ自分に対するリベンジを誓ったジョーンは、バケーションの予定をキャンセルし、オフシーズンもジムでトレーニングを重るようだ。
ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックが掲げる、休みを取らないというモットーに刺激されたのかもしれない。