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カウボーイズオーナーがQBロモと会談、“シナリオはまとまっている”

2017年03月06日(月) 09:16

ダラス・カウボーイズのトニー・ロモ【AP Photo/Michael Perez】

先週、インディアナポリスで行われたスカウティング・コンバインの中でダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)ジェイソン・ギャレットは先シーズンが終了して以降、クオーターバック(QB)のトニー・ロモと話し合いの場をまだ持っていないと話していた。

一方で、オーナーであるジェリー・ジョーンズは今週、記者に対してロモと“接触”していたことを明かしている。

ジョーンズは現地4日(土)、チームの公式サイトを通じて「どのようにこの問題が解決されるのかは分からない――トレードなのか、放出なのか、あるいは、そのどちらでもないのか。現時点ではまだ何とも言えない」と語り、「彼との話し合いの中で、考えられる全てのシナリオは考慮に入れた。実際の現実がどうなるのかは誰にも分からない」と続けた。

ジョーンズはロモとの会談がスーパーボウル期間中に行われていたと語り、“私としては全てのシナリオはカバーされた”とも表現している。

ジョーンズはロモのトレードに関係したミーティングは現時点でまだどのチームとも行われていないことを明かした。つまり、数週間前と変わらず、ロモに関する動向は不透明であるということだ。この状況を取り扱うには多大な注意力やビジネス手腕が問われるであろうが、これらに関してはジョーンズの右に出る者はなかなかいない。この問題を解決するにあたっては、各チームの先発ロースター、フリーエージェント選手獲得の決定、そして、何よりもまず、ロモ自身が次の行く先にポジティブとなれる状況を作り出せるかが肝心なところとなる。

カウボーイズが攻撃陣の司令塔を若いダック・プレスコットに固定したと多くの人は見ている。ロモの行方がまだ決まっていない以上、このオフシーズンは油断のできないものになりそうだ。

最後にジョーンズは「われわれはいよいよ動き出さなくてはならない。今後の展開を読みながら事を運ぶ必要があるが、全てを過度に行う必要もない。ロモの問題に関してはサラリーキャップも問題ではないし、他の理由のために解決したい事柄ではない。互いに納得のいく形で今後の方向性を決めることがベスト。だから、この事に関してあいまいにするつもりはない。今ここで言えるのは現状ではまだ何も進んでいないということ」とコメントした。