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元ジェッツCマンゴールド、出し抜けのリリースを語る

2017年03月06日(月) 10:20


ニューヨーク・ジェッツのニック・マンゴールド【Aaron M. Sprecher via AP】

元ニューヨーク・ジェッツのセンター(C)ニック・マンゴールドはチーム残留を希望していた。

マンゴールドは『The New York Post(ザ・ニューヨーク・ポスト)』に対して「互いに納得するための道筋を探す交渉くらいはあると思っていた。“すまない、君は解雇だ。幸運を祈る”と突然言われた時はあまりにもがくぜんとした」と述べている。

チームは先週初めにジェッツで11年間プレーしたマンゴールドを解雇。マンゴールドは同紙に対し、次のように胸中を明かした。

「このチームの中には選手に限らず、自分の人生に影響を与えてくれた人たちがたくさんいる。彼らは俺の人生の一部ともなっている。道具を管理してくれるスタッフ、トレーニングスタッフ、コーチ、フロント、マーケティングやチケットセールス、キッチンスタッフ、オペレーションのスタッフまで、このチームで過ごした日々の中でたくさんの人と関わってきた・・・フリーエージェントとなった今、彼らにちゃんとお別れを言えないのはつらい。施設に行くに電話をかけなければならないが・・・もう、自分の番号も消されていそうだ」

シビアなフットボール界ではよくあることだとも言える。マンゴールドはレックス・ライアンの指揮下、2009年と2010年に2年連続でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームにまで登りつめた当時の中心選手として活躍した一方、2012年のクオーターバック(QB)ティム・ティーボウ起用に始まったチームの歴史的失速を経験している人物でもあった。

マンゴールドにとっての朗報は、その力を必要とする球団がまだ多く存在しているということだ。マンゴールドは自身がまだプレーできることを確信しており、今後についてはいかなる可能性をも考慮に入れるだろう。

マンゴールドは「調子はいい。足が元の状態に戻るよう、必死にリハビリを続けている。足を除けば、体全体はかなり良い状態。万全な状態でフィジカルをパスしたいと思う」とコメントを残している。