カウボーイズがロモのトレード準備
2017年03月10日(金) 05:52ダラス・カウボーイズはトニー・ロモへの恩返しをあきらめていないようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地9日(木)、カウボーイズがベテランクオーターバック(QB)のロモを単純に放出するのではなくトレードの可能性を見いだせないかと探っていると伝えた。
現地16時のフリーエージェント(FA)解禁まであと少し、トレードのターゲットとして明白な候補はヒューストン・テキサンズとデンバー・ブロンコスだが、いずれのチームからもトレードを示唆する兆候は見られない。
ラポポートは「目下、カウボーイズは単純にオプションに制限を設けずオープンに考えていると聞いた」と報道。「まだ単に放出するということはない。トニー・ロモに何かしら補償できることがないかと可能性を探っている。現時点でヒューストン・テキサンズが興味を示すだろうことは明らかであり、デンバー・ブロンコスもおそらくは興味を持つだろう。ロモに価値を見いだせるかどうか判断し、その価値を確実にしたがるだろうが、どこに行くかはロモの選択だ」とも続けている。
「私が理解する限り、これがジェリー・ジョーンズであり、これがトニー・ロモ。話し合いを持ち、どう進めていくべきか、彼がどこに行きたがっているのかを見いだそうとしている。まだ何も決まっていないが、カウボーイズはコミュニケーションラインをオープンにしたまま、ロモに見合う可能性がないかどうかを判断するために待機している」
ロモのトレードに関して特に定まった期日はないが、カウボーイズの理想としては希望者に競わせることだろう。ただ、NFLネットワークのジェームス・パーマーはブロンコスがQB雇用においての対決に関わりたがっていないことを強調している。
デンバーから情報を伝えるパーマーは「ここ(ブロンコス側)から話があるということはないだろう。トニー・ロモのトレードに際して彼らが望んでいることではない。私が聞いた話では、エージェントの憶測の気配がある。おそらくはここ以外の場所でトレードが行われるのではないか」と話した。
カウボーイズがトレードパートナーを見いだした場合、ロモは契約をゼロから交渉し直す上で今なお強力な人材である。
ブロンコスはカウボーイズがどんな行動をするにせよパニックに陥ることはないだろうが、テキサンズはロモ獲得の意向についてあまり多くを語らない。
トレードが実現しないとなれば、ロモは新たな居場所を求めてじっくりと時間をかけて検討するだろうが、どういった展開になるにせよ、カウボーイズはロモが歓迎する限りのサポートを約束している。