QBホイヤーが2年契約で49ersと基本合意
2017年03月09日(木) 13:29『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地8日(水)、サンフランシスコ・49ersがフリーエージェントのクオーターバック(QB)ブライアン・ホイヤーと2年契約で基本合意に至ったと報じた。
この契約によってホイヤーはヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンとの再会を果たすことになる。49ersの新HCであるシャナハンは2014年当時、クリーブランド・ブラウンズでQBの攻撃コーディネーター(OC)を務めていた。
ニューヨーク・ジェッツではなく49ersを選択したホイヤー。その決断の最大の要因はシャナハンの存在だろう。ホイヤーに加え、49ersは8日にフリーエージェントのワイドレシーバー(WR)マーキス・グッドウィンも獲得。また、シャナハンがレッドスキンズでコーチを務めていた際にその指揮下でプレーしていたフリーエージェントのWRピエール・ガーソンも49ersと契約を結ぶことになりそうだ。
ホイヤーとの契約によってワシントン・レッドスキンズQBカーク・カズンズのトレード話が消えてなくなるのかどうかは注目に値するところだ。ホイヤーだけで十分だとは到底言えないのが49ersの現状だ。
ホイヤーはシャナハンが指揮していた時期にブラウンズを6勝3敗という戦績に導いた。この勝率は当時のブラウンズの非力さを考慮すれば信じられないものだった。だが、ホイヤーがシーズン終盤にかけて成績を著しく落としたため、チームは愚かにもジョニー・マンジールを先発QBとして起用し始めた。
これまでに多くのチームを渡り歩いてきたホイヤーは、2015年にはヒューストン・テキサンズでまずまずの活躍を見せている。先シーズンはシカゴ・ベアーズで5試合に出場したものの、腕の骨折によって離脱を余儀なくされた。
3月に入り、49ersのロースターに当確しているQBはいまだホイヤーだけ。まだまだ完璧とは程遠いチーム状態ではあるが、シャナハンにとってはここからが本当の“スタート”になる。