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ブラウンズがGザイトラを獲得、ガード最高額の5年契約で合意

2017年03月10日(金) 12:05

元シンシナティ・ベンガルズのケビン・ザイトラ【Winslow Townson/AP Images for Panini】

フリーエージェント市場で弱点であるオフェンシブライン(OL)の補強をするというクリーブランド・ブラウンズのミッションは見事に達成された。

同チームは現地9日(木)、元シンシナティ・ベンガルズのガード(G)ケビン・ザイトラと契約合意に至ったと発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはザイトラが3,150万ドル(約36億3,000万円)の保証付き5年6,000万ドル(約69億1,000万円)で契約を結んだと報じた。この契約によってザイトラはリーグのGとして最高額選手となっている。

同チームはまた、元グリーンベイ・パッカーズのセンター(C)J.C.トレッターを獲得し、さらには将来性のある若手レフトガード(LG)のジョエル・ビトニオとの契約延長も行った。ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンは彼らを起用して他チームへの脅威となるフロントファイブを形成する。

今やブラウンにはLGにビトニオ、Cにトレッター、RGにザイトラという布陣が可能となった。ライトタックル(RT)はキャメロン・アービング、ション・コールマン、オースティン・パストール、もしくはスペンサー・ドランゴでポジション争いすることになるだろう。

ブラウンズにとっては同地区ライバルのベンガルズからザイトラを引き抜けたという事実だけでもおいしい話だ。

キャップマネーを多分に余しているものの、ブラウンズは生え抜きメンバー育成の方に注力している。2001年にクオーターバック(QB)ティム・カウチが全試合に出場したのを境にQBが全試合に出場したシーズンは1度もないブラウンズにとって、このような戦略は賢明であると言えよう。