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ブラウンズ、QBオズワイラー獲得もトレードあるいは放出か

2017年03月10日(金) 12:14

ヒューストン・テキサンズのブロック・オズワイラー【AP Photo/Michael Conroy】

ヒューストン・テキサンズからクオーターバック(QB)ブロック・オズワイラーと共に、2018年ドラフト2巡指名権を獲得したクリーブランド・ブラウンズだが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはブラウンズが早速オズワイラーのトレードを検討していると報じた。ラポポートによると、もしトレード先が見つからない場合はオズワイラーが放出される可能性もあると言う。

さらに、ラポポートはブラウンズがQBロバート・グリフィン三世を放出することを決めたと伝えた。ブラウンズは今後、ニューイングランド・ペイトリオッツの控えQBであるジミー・ガロポロの獲得に乗り出すだろうと見られている。

今回のトレードは、サラリーキャップに余裕のあるブラウンズが、オズワイラーと共にドラフト指名権を購入した格好だ。テキサンズにとっても、昨年のオフシーズンに大金を支払ってフリーエージェント契約を結んだオズワイラーを放出し、昨年の失敗を巻き返すチャンスとなることから、どちらにとっても理にかなったトレードだと言えるだろう。

ブラウンズの上級副社長であるサシ・ブラウンはトレードについて次のようにコメントを残している。

「今回のトレードでドラフト指名権を獲得できて良かったと思う。優勝できるチームを作るためには、ドラフト指名権を集めていくことが重要になる。今後も、すべてのポジションでの強化を図る予定であり、ブロックの活躍にも期待している」

オズワイラーは昨年、QBブライアン・ホイヤーの代わりとして昨年テキサンズに移籍するも、ホイヤー以上の活躍を残せていない。今回のトレードによりテキサンズのQBポジションにはトム・サベージとブランドン・ウィーデンの2人が残された。

オフェンスラインの強化に大金をつぎ込んだものの、まだまだサラリーキャップに余裕を残すブラウンズが、今後、どのような方法でチームを強化していくのか注目だ。