QBグレノンがベアーズと3年契約
2017年03月10日(金) 14:14マイク・グレノンとシカゴ・ベアーズの契約が成立した。
元タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)マイク・グレノンが1,850万ドル(約21億3,000万円)の保証つき3年契約でベアーズと合意に至ったことが分かったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。
ラポポートはベアーズが理想としてはグレノンを一時的なQBとして起用する方針であり、他にもまだQBを探すだろうとも述べている。
結果として、ベアーズは現地9日(木)にQBジェイ・カトラーを放出することとなった。
カトラーの放出はチームにとってプラスになる。これでチームはリーグでも23番目に高額な年俸を長期的に支払わずに済むのだ。ブライアン・ホイヤーや同じタイプのベテランQBの方が安く済んだのではないかという声も聞こえてくるが、いずれにせよ、後には余分な費用がかかってくるだろう。27歳のグレノンはキャリア通算で18試合に先発し、4,100ヤード、30タッチダウン、15ピック、パス成功率は60%とレギュラーとして先発出場するに値する成績を残してきた。
今回の契約についてはさまざまな憶測や過剰な反応が起こっているが、グレノンの市場価格は1,450万ドル(約16億7,000万円)だ。同じような環境下で元ヒューストン・テキサンズのQBブロック・オズワイラーには4年7,200万ドル(約83億円)、年俸は1,800万ドル(約20億7,000万円)が提示された。グレノンとオズワイラーの活躍が同程度ならば、ベアーズはより軽い代償で済んだことになる。
グレノンは成功をつかむことも可能な状況を手に入れた。ベアーズのオフェンシブライン(OL)は今までになく最高の布陣を形成しつつあり、新人ランニングバック(RB)のジョーダン・ハワードは今シーズンに最もファンを熱くしそうな選手の一人。今オフシーズンのベアーズは豊富な軍資金と共にフリーエージェント市場に臨み、グレノンがよりプレーしやすくなるようなレシーバーを見つけるための時間も十分だ。まだ予断はならないものの、楽観的になることのできる材料がシカゴにはある。