トニー・ロモがようやく苦境を脱した。

現地4日（火）、『CBS Sports（CBSスポーツ）』のショーン・マクマナス会長がダラス・カウボーイズのクオーターバック（QB）を引退したトニー・ロモが『CBS』に加わることになったと発表。

マクマナス会長は声明の中で「この10年間、トニーはNFL最大のスターであり続けました。彼をCBSスポーツに迎えられることに興奮しています。フィールドで発揮していたのと変わらぬパッション、情熱、知識をテレビブースでも発揮してくれることでしょう。現役を退いたばかりとあって、視聴者に新鮮で斬新な洞察を伝えてくれると考えています。ジム・ナンツと共にトニーであれば素早く最高の解説者として成長し、ファンにとって毎週欠かせない存在になると信じています」と述べた。

フィル・シムズからCBSのトップアナリストのポジションを引き継ぐロモが新たにタッグを組むのは長年の友人であるジム・ナンツ。サイドラインレポーターにはトレイシー・ウォルフソンが控える。

また、ロモは声明で次のようにコメントしている。

「NFLのことを考える時、2つの象徴的なブランドが思い浮かぶ。ダラス・カウボーイズとCBSスポーツだ。自分のキャリアの次なるフェーズに進むにあたって、伝説のチームからもうひとつの伝説的存在の組織に行けることは夢がかなった気分だ。いつも、現役選手としてのキャリアを終えたらテレビ業界に行きたいと思っていた。ジムと一緒に働くチャンスを得られてとてもうれしい。その職人技を学んで、この素晴らしいゲームにかける僕のパッションをファンの皆に伝えていければと思っている」

ロモの今後に関しては引退説が濃厚となった段階でCBS入りの可能性が高いと報じられてきた。

ロモは『Twitter（ツイッター）』の公式アカウントを通じて「そろそろ衣装を着る時間かな」とメッセージを投稿。CBSジャケットを着た写真も添えている。

I guess it's time to start dressing up. #CBS pic.twitter.com/GseSRiyNOo

— Tony Romo (@tonyromo) 2017年4月4日