スティーラーズQBロスリスバーガー、2017年も現役続行へ
2017年04月08日(土) 10:32ベン・ロスリスバーガーに引退の二文字はまだ早い。
ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)を務めるロスリスバーガーが『Twitter(ツイッター)』のアカウントを通じて、「14年目のシーズンを楽しみにしているとチームに伝えた。スティラーネーションが俺の最高の力を引き出してくれるはずさ!」と投稿。
Informed the team I am looking forward to my 14th season. Steeler Nation will get my absolute best! — Ben.
— BigBen7.com (@_BigBen7) 2017年4月7日
昨季のプレーオフでニューイングランド・ペイトリオッツに敗れた後、引退を考えていると明かしたロスリスバーガーはすべてのオプションを「評価したい」と主張していた。
プレーオフで敗北した直後とあっては、34歳のロスリスバーガーが将来を考え、家族とより多くの時間を過ごす道について考えても致し方のないことと言えよう。ただ、スーパーボウルに手が届くに十分な才能を持ち合わせたチームでやり残したことを放置したまま、ビッグベンことロスリスバーガーが引退の道に進むとは誰しも想像していなかったはずだ。
確かに、ヘッドコーチ(HC)のマイク・トムリンもロスリスバーガー引退後の準備をしておかなければならないとは認めていたが、それでも、球団社長を務めるアート・ルーニー二世はロスリスバーガーが2017年にフィールドに戻ってくると予想していると強調。
声明の中でトムリンHCは「組織として、われわれは今年、ベンが戻ってきてくれることを期待していた」と述べている。「ベンと私はさまざまなことを話し合い、彼のキャリアを考えると今の時点で長い将来について考えなければならないことは理解できる。ベンがピッツバーグ・スティーラーズのためにチャンピオンシップ制覇を望んでいることは間違いない。そのゴールを達成できるよう、チーム全体を導いていく上で彼が全力を尽くしてくれることは分かっている」
ライバルたちもまた、2度のスーパーボウル優勝経験を誇るロスリスバーガーが引退するとは思っていなかったようだ。
ボルティモア・レイブンズのジョン・ハーボーHCは先週、フェニックスで開かれた年次リーグ会議で「対スティーラーズへの準備に取り組んでいるように、われわれは7番(ロスリスバーガー)対策も進めている。きっとそうなるはずだ」とコメントしていた。
ロスリスバーガーの現役続行の報に驚いた者はほとんどいないだろうが、スティーラーズがいずれその後継者を見いださなければならないことは確かだ。