RBリンチのトレードに向けてレイダースとシーホークスが動き出す
2017年04月14日(金) 04:10マーショーン・リンチのNFL復帰に向けたステップは次なる段階へと進んでいる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地13日(木)、シアトル・シーホークスとオークランド・レイダースがランニングバック(RB)リンチのトレードに向けて動き始めたと報道。ただし、リンチはまず自らの契約にテコ入れが必要だ。
ラポポートによると、リンチのエージェントが契約内容の調整についてレイダースと交渉してもよいと、シーホークスから許可を得たという。新契約がまとまれば、シーホークスとレイダースはトレード補償について話し合うことになる。
リンチは2015年に3年3,100万ドル(約33億8,100万円/2017年4月現在)の契約を締結しており、引退を撤回して現役復帰すれば2017年の報酬は900万ドル(約9億8,200万円)に上る。レイダースが間もなく31歳を迎えるリンチの価格を下げたがっていることは確かだろう。
先週にはシーホークスのジェネラルマネジャー(GM)を務めるジョン・シュナイダーが自身とレイダースのジー・マッケンジーGMとの関係性を踏まえて、地元ラジオ番組『KIRO-AM』でリンチのレイダース移籍は「スムーズな形で」進むだろうとコメントしている。
レイダースにはRBのディアンドレ・ワシントンとジェイレン・リシャードとタッグを組んで活躍できるリンチのようなパワーパックが必要なのだ。
とはいえ、トレード実現の前に、まずはリンチが新契約に合意する必要がある。
ラポポートはNFL規約に触れつつ、リンチがレイダースにトレードされるにあたって引退撤回の書類手続きにサインする必要はないと伝えている。