アーロン・ヘルナンデスが刑務所の独房で自殺
2017年04月20日(木) 02:34現地19日(水)、『Associated Press(AP通信)』が報じたところによると、殺人罪で終身刑に服していた元NFLプレーヤーのアーロン・ヘルナンデスが同日早朝にマサチューセッツ刑務所内の独房で首吊り自殺した。享年27。
更正課のスポークスマンは声明を通じて、ヘルナンデスが東部時間午前3時にマサチューセッツ州シャーリーにあるソーザ・バラノフスキー矯正センターの独房で警備員によって発見されたと説明。
かつてニューイングランド・ペイトリオッツのタイトエンド(TE)として活躍したヘルナンデスはレミンスターにあるユーマス・メモリアル・ヘルスアライアンス病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認されている。
最大のセキュリティが完備された州刑務所の一般房にある独房に収容されていたところ、ヘルナンデスはベッドシーツを独房の窓に引っ掛けて自殺に及んだという。
スポークスマンによれば、ヘルナンデスはさまざまな物を使って独房のドアを内側から塞ごうとしていたとのことだ。また、ヘルナンデス自身が書き残した遺書は確認されておらず、現在も調査が続けられているといい、ヘルナンデスに自殺の兆候はなく、その懸念があれば精神衛生ユニットに移されていたはずだとも説明している。
ヘルナンデスはボストンで発生したダニエル・デ・アブレイユさんとサフィロ・フォルタドさんの銃殺事件に関与したとされていたが、先週14日(金)に無罪判決が言い渡されたばかり。判決の直前には婚約者シャイアナ・ジェンキンスさんとの間にできた長女に投げキスを送る姿がカメラに収められていた。
それでも、ヘルナンデスは2013年に発生したオーデン・ロイドさん銃殺に関して仮釈放の可能性を含まない終身刑を科され、その刑に服しているところだった。ロイドさんは婚約者シェイアナさんの姉妹の恋人だった。
ヘルナンデスの弁護人はまだコメントを発表していない。
なお、マサチューセッツ州警察は現場での調査を継続している。