トランプ大統領、第51回スーパーボウルを“伝説的”と称賛
2017年04月20日(木) 09:37ドナルド・トランプ大統領が現地19日(水)に第51回スーパーボウルの覇者であるニューイングランド・ペイトリオッツをホワイトハウスに招待し、その大逆転劇を“伝説的”と評した。
ホワイトハウスの庭園に立った大統領はペイトリオッツ選手やスタッフに向けてこのように発言している。
「スーパーボウル史上初めてのオーバータイムゲームは、素晴らしい選手やコーチたちと伝統あるペイトリオッツというチームにふさわしい“伝説的”な勝利で決着した。背後で評論家たちが不可能だと言う中――素晴らしい評論家たちだが、大変な間違いをしていたわけだ――ゲームは幕を閉じた。史上最高のスーパーボウル・・・本当に素晴らしかった」
トランプ大統領は2001年以降、ペイトリオッツをスーパーボウル制覇へと5度も導いたオーナー、ロバート・クラフトと、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックを称賛した。
「彼は勝利に打ち込むという伝統をこのチームに築き上げた。彼はまた、もう一人のコーチと共にこのチームを作り上げたのであり、その人物こそ特別な男だと言いたい。パトリオット・ウェイと呼ばれるこの伝統は、まさにベリチックコーチが始めたものだ」
「ペイトリオッツのチーム組織は驚くほど素晴らしい。スーパーボウルでの勝利は完全にチームが一つになって生まれたもの。チーム組織の“美”とも言える。チームが一丸となって手にした勝利だ」
大統領はまた、25点差からの勝利に貢献したダニー・アメンドーラ、マルコム・ミッチェル、ジュリアン・エデルマン、ネイト・エブナーらの名前を挙げて称えている。ベリチックは後にペイトリオッツのジャージとヘルメットを大統領に贈った。
クラフトは「計り知れない精神的タフさを持った古き良き友人とわれわれにとって最も甘美なチャンピオンシップを祝えることほど光栄なことはない」とのコメントを残している。
今回、トランプ大統領がスーパーボウルMVPのトム・ブレイディについて言及することはなかった。ブレイディは“家庭の事情”によってこのセレモニーを欠席している。
レギャレット・ブラント、マーテラス・ベネット、デビン・マッコーティ、クリス・ロングもセレモニーに不参加だったが、これは政治的意見の相違が原因。また、アラン・ブランチ、ドンタ・ハイタワーの2人は個人的な理由で欠席し、アメンドーラもまた、このセレモニーには参加していない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のキンバリー・ジョーンズは総勢34名のペイトリオッツ選手がホワイトハウスを訪問したと伝えた。2004年は36名、2005年は27名のペイトリオッツ選手がホワイトハウスを訪れている。