「ブロックには期待している」とブラウンズ上級副社長
2017年04月20日(木) 13:36クリーブランド・ブラウンズが4月27日(木)から29日(土)にかけて開催されるドラフト会議でクオーターバック(QB)を指名する。
何巡目で誰を指名するかは分からないものの、ブラウンズは確実にQBを指名するとのことだ。
つまり、2年目QBコーディ・ケスラーにとってはライバルが出現することになる。そして何より、驚愕のトレードで移籍した元ヒューストン・テキサンズの先発QBブロック・オズワイラーにとっては道の終わりを意味する・・・のかもしれない。
だが、これに異を唱える人物がいる。上級副社長のサシ・ブラウンだ。
ブラウンは現地19日(水)、ドラフト前記者会見の中で「ブロックにはここにいてもらう。ここ数日、彼は良い動きを見せているし、ポジティブな若者だ。優れた能力や才能を持っているブロックがここで自分の地位を確立して競争を勝ち抜き、先発QBを勝ち取ってくれると期待している」と語った。
ブラウンズがオズワイラーを獲得した理由は一つ。1,600万ドル(約17億4,000万円)ものサラリーを肩代わりしてもなお、2018年のドラフト2巡目指名権を手に入れたかったのだ。
ブラウンズが何といおうと、オズワイラーはチームがスカウトした、あるいは、望んだ選手ではない。だが、ブラウンズにはドラフトで望むような選手を獲得できないという可能性もある。5月に入ってもQBに新たな希望がない場合、ブラウンズがオズワイラーに頼らざるを得ない状況が発生する。
だが、もしブラウンズが今ドラフトでQBを獲得した場合――チームがドラフト全体12番目の指名権やそのほか上位での指名権を保持していることを考慮すれば可能性は高い――オズワイラーに先発のチャンスが回ってくる事態は今後ほとんどないだろう。