レイダース、リンチにドラフトまでの決断を要求
2017年04月22日(土) 04:55オークランド・レイダースはNFL復帰を目指すマーショーン・リンチの獲得に期日を設けることでリンチの動きに刺激を与えようとしている。
ジェネラルマネジャー(GM)を務めるレジー・マッケンジーは現地21日(金)、「いずれは(どのタイミングで獲得が可能になるのか)知りたい。ドラフト前がその時だ」と『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』にコメントした。
同誌が指摘するように、マッケンジーはランニングバック(RB)リンチのレイダース加入を否定していないものの、来週に控えるドラフトまでに決議を求めていることは明らかだ。ドラフトは現地27日(木)から29日(土)にかけて行われる。
今週初めには『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがレイダースとリンチの契約はドラフトが期限になるだろうと報じており、マッケンジーの明かしたタイムラインは報道に見合っていると言える。ラポポートによれば、ドラフトまでに話がまとまらず、レイダースがドラフトの候補者から有望なRBの存在に気づけば、リンチの契約締結に向けた門戸は閉ざされる可能性があるという。
リンチがNFL復帰の意向を表明した際にはレイダースとのタッグは形式的な手続きを残すのみだと思われたが、フットボール界のビジネスがその速度を緩めさせている。また、リンチにとってはレイダース以外での場所でフィールドに戻るつもりはない。
ヘッドコーチ(HC)ジャック・デル・リオは「彼がオークランド・レイダースのためにプレーしたがっていることはすべての様子からして分かる」と述べた。
リンチがレイダースに加わるためにはまだいくつかのハードルが残っている。まず両者が新たな契約条件に同意する必要がある。その上でレイダースはリンチの保有権を得るためにシアトル・シーホークスとトレードをまとめなければならない。
NFL界では期日を設けると動きに拍車がかかるもの。レイダースは期限を来週に設定した。今度はリンチがバトンを受け取り、その先に進めなければならない。