テイラー・ガブリエルの2017年の居場所が正式に決まった。

才能を開花させた2016年シーズンを終え、無制限のフリーエージェント（FA）である彼はおよそ280万ドル（約3億1,000万円）でアトランタ・ファルコンズの2巡目テンダーにサインした。

ファルコンズが指名権の代わりにガブリエルを失う恐れはほとんどなかったと言えよう。ガブリエルは2月の時点で“生涯”このチームにとどまりたいとの希望を口にしていた。契約を終えた彼は今週のワークアウトにもすでに顔を出している。

NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）チャンピオンの下にやってきた最初のシーズンでガブリエルは驚きの活躍を見せ、リーグMVPのマット・ライアンからもスピーディーなターゲットとして重宝された。ターゲットにされた際のパサーレーティングはリーグ1位の139.9で、キャリア最高となる6度のタッチダウンを記録している。身長173cmのガブリエルは2014年にアビリーンクリスチャン大学からドラフト外でクリーブランド・ブラウンズと契約。そこで2年間を過ごし、1タッチダウン、64レシーブ、862ヤードを獲得した。

新攻撃コーディネーター（OC）のスティーブ・サルキシャンがヘッドコーチ（HC）カイル・シャナハンから受け継いだ戦法そのままにガブリエルを使うかどうかは謎のままだ。しかし、少なくともガブリエルがファルコンズのユニホームでトレーニングキャンプ初日を迎えるかどうかの謎は解けたことになる。