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ビルズRBギリスリーはペイトリオッツへ

2017年04月25日(火) 09:30

バッファロー・ビルズのマイク・ギリスリー【AP Photo/Seth Wenig】

ニューイングランド・ペイトリオッツが正式にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区のライバルチーム、バッファロー・ビルズから選手を引き抜いた。

ビルズは現地24日(月)、ランニングバック(RB)のマイク・ギリスリーに対する2年640万ドル(約7億円)のオファーシートに対抗しないことを発表。ペイトリオッツはギリスリーの補償としてドラフト5巡目指名権を譲渡する。

約1年前にはペイトリオッツがワイドレシーバー(WR)クリス・ホーガンに3年1,200万ドル(約13億1,700万円)の契約を提示し、最終的にビルズがこれに対抗することを拒んだため、ホーガンとペイトリオッツの契約が成立していた。

ギリスリーはすでにジェームス・ホワイト、ディオン・ルイス、レックス・バークヘッドらが名を連ねるリーグ最強のバックフィールドに加わる。

ビルズのスター、RBルショーン・マッコイのバックアップを務めたギリスリーは、先シーズンに101キャリーで平均5.7ヤード、8タッチダウンを記録し、その生産性の高さは群を抜いていた。26歳のギリスリーは体重約100kgという体格ながらもスピードと相手ディフェンスをかわす能力に長け、タックルをものともせず突進していくRBだ。

『Football Outsiders(フットボール・アウトサイダーズ)』の評価システムによれば、ペイトリオッツはこれでギリスリーとバークヘッドというリーグでも最も有能なRB2人をチームに加えたことになる。

この動向によってパワーバックのレギャレット・ブラントがペイトリオッツに復帰するチャンスはほぼ消え失せたはずだ。

低すぎるテンダー提示によってビルズはまた前途有望な選手をペイトリオッツに奪われた。ビルズファンによるジェネラルマネジャー(GM)ダグ・ウェイリーへの批判が止むことはないだろう。

ビルズにはマッコイの控えとして2年目のジョナサン・ウィリアムスがおり、今週末のドラフトでテールバック(TB)をもう一枚獲得することも考えられる。また、今オフシーズンには元カロライナ・パンサーズのフルバック(FB)マイク・トルバートもビルズに加わっている。