元チーフスRBチャールズがブロンコスと1年契約
2017年05月03日(水) 08:48ランニングバック(RB)ジャマール・チャールズがカンザスシティを離れ、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区のライバルチーム、デンバー・ブロンコスへと移籍することが決定した。
ブロンコスは現地2日(火)、チャールズと1年契約を結んだと発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、今回の契約額は1年で最高375万ドル(約4億2,000万円)となる見込みだ。
ブロンコスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイは『Twitter(ツイッター)』にこうコメントを投稿している。
「ブロンコスにジャマール・チャールズが入団してくれて嬉しい。バックフィールドに最高の選手を補強できた。もう彼を相手にプレーせずともよくなったことが何よりだ!」
Excited to have Jamaal Charles join the Broncos. A great addition to our backfield, and we're thrilled we won't have to play against him!
— John Elway (@johnelway) 2017年5月2日
2018年ドラフト4巡目指名権と引き換えにRBカプリ・ビブスをサンフランシスコ・49ersに移籍させた後、ブロンコスはC.J.アンダーソンに加えてもう一枚、実力あるRBを欲していた。
今後のチャールズの活躍に関して予想するのは難しい。彼はチーフスの主力RBとしてそのスピードを生かし、何千ものヤード数を積み重ねてきた。1キャリー平均のヤード数はNFL史上最も高い数字を誇るチャールズ。しかしながら、度重なる膝の故障はここ2シーズンの彼を苦しめてきた。2015年に右のACL(膝前十字靭帯/ひざせんじゅうじじんたい)を損傷した彼は翌年2016年には完全復活が期待されたものの、同年11月には半月板の手術を行い、結局は3試合のみの出場で12キャリーという結果に終わっていた。
今年2月、9年間在籍したチーフスから放出されたテールバック(TB)のチャールズはシアトル・シーホークスを訪問していたが、同チームが選択したのは元グリーンベイ・パッカーズのエディ・レイシーだった。
健康問題についての不安を払拭するため、チャールズは先月下旬にワークアウトの動画を投稿し、自らの状態が万全であることを証明していた。彼との契約を締結する前にブロンコスはフィジカルのテストを行い、チャールズは無事にこれをパスしている。