カウボーイズが配置替え、Gコリンズが先発RT争いに
2017年05月09日(火) 10:56先シーズンに大活躍したオフェンシブライン(OL)の選手が2人抜けたダラス・カウボーイズはその大きな穴の修復作業に忙しい。ライトタックル(RT)ダグ・フリーは現役を引退し、レフトガード(LG)ロナルド・リアリーはフリーエージェント(FA)でチームを去った。
そんな中、ガード(G)として復帰する予定だったプロ3年目のラエル・コリンズがオフシーズンのワークアウトでRTのポジションに挑戦することとなった。
コリンズは現地7日(日)、チームの公式ウェブサイトを通じて「それについてはヘッドコーチ(HC)のジェイソン(ギャレット)と話した。ジェイソンは自分にRTとしてプレーしてほしいと伝え、そのポジションで全力を出してほしいと言ってきた。どうなるかは今後の様子次第だが、全力で取り組んでいく」と語っている。
ルイジアナ州立大学出身のコリンズは大学時代にもTとしてプレーした経験を持つ。23歳のコリンズに先発RTの座を狙わせるということは、チームがチャズ・グリーンにそこまでの信頼を置いていないという証拠だ。コリンズは「エッジでのプレーがどんなに楽しかったかを忘れてしまった。今の段階ではそこまで本腰を入れたトレーニングは行っていない。実際に人は置かず、イメージだけでの練習をしている。良い感じでやれていると思う」と明かした。
コリンズがTとして先発出場を果たせば、いまだ花開かない元ドラフト1巡目指名のジョナサン・クーパーがGのポジションを奪取することも可能となる。
先シーズンにリーグ1位のブロッキングを披露したカウボーイズのOLだが、今回のポジション入れ替えがレギュラーシーズンで吉と出るか凶と出るかはお楽しみだ。コリンズがTのポジションにうまく馴染めば、フリーの抜けた穴は完全に埋まり、カウボーイズのOLからは弱点が消えるだろう。