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ジャイアンツ新人QBウェッブはマニングの後継者となれるか

2017年05月10日(水) 10:44

ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・マニング【AP Photo/Matt Ludtke】

2017年ドラフト3巡目でニューヨーク・ジャイアンツがカリフォルニア大学のクオーターバック(QB)デイビス・ウェッブを指名した際、ウェッブがイーライ・マニングの後継者になれるのかという疑問が多くの人の頭をよぎっただろう。

現地9日(火)の『The Rich Eisen Show(ザ・リッチ・イーサン・ショー)』の中で、ジャイアンツのCEO(最高経営責任者)ジョン・マーラはウェッブを指名した時を振り返ってこのように語った。

「ジェリー(リース)GMと同じ部屋にいて、獲得した全員について最終的な承認をしたのは私だった。それでも、クオーターバック(QB)に関してはどこかの時点で獲得したいと思っていたし、そう多くのQBを獲ることができないのも分かっていた。ウェッブがイーライ(マニング)の後継者だと断言するにはまだ早すぎるのではないか。彼はまだフィールドにすら立っていない新人選手。だが、彼に才能があるのは間違いないし、彼がどれだけのものを見せてくれるのか楽しみ。単純に、早とちりはやめようという話だ」

マーラにとって重要なのは、ウェッブがチームのエースQBとなるかどうかを判断する前に一人のQBとして彼を成長させることなのだ。

マーラは「よく聞いてほしい。ウェッブをフィールドで練習させる。そして、彼がプレシーズンを通してどう成長するかを見届ける。もし彼がイーライの後継者となる素質があるならば、それは素晴らしいことだし、そう感じなければ他の適任者を探すまでだ」と語った。

チームの大黒柱であるマニングも今年で36歳。同選手を中心に攻撃を組み立ててきたジャイアンツはマニングの後継者を本格的に探し出す時期をいよいよ迎えている。

解説者の多くはウェッブが先発QBとしてフィールドに立つにはまだまだ時間が必要だと分析する。仮にウェッブがジャイアンツの次期エースQBとなるのであれば、鉄人マニングの下で多くの物事を吸収する必要がある。当然ながら、ジャイアンツファンの脳裏にはいまだスポットライトを浴びていない2013年ドラフト4巡目のQBライアン・ナッシブの記憶が残っているだろう。そんなナッシブは今、フリーエージェントとなっている。