カンザスシティ・チーフスが2017年ドラフトで1巡目に指名したクオーターバック（QB）パトリック・マホームズが無傷で難を逃れた。

マホームズとその他3人の友人が現地12日（金）夜、テキサス州タイラーで強盗に襲われたとスミス郡警察署が『NFL Media（NFLメディア）』に対して認めている。

スミス郡警察署のダレル・コズリン巡査部長はマホームズとその友人3人が野球観戦後の帰宅途中だったと明かした。マホームズらが車に乗って運転し始めた直後、1台の車が一行の行く手を阻んだ。車から出てきた男はマホームズらに近づいて拳銃を持っている素振りを見せ、所持品を差し出すように要求。マホームズらはこれに応じた。

警察によると、強盗はテイラー郡出身のマホームズを狙っていたわけではなく、無差別的な犯行であったとのこと。

車種などの聴取を終えた警察はすぐにその容疑者が乗っていたとされる車を特定。盗まれたマホームズの所持品などがその車から発見された。犯行中は実際に拳銃が目撃されたわけではなく、車中から拳銃は発見されなかったようだ。

マイケル・ピンカーソンとビリー・レイ・ジョンソンを逮捕した警察は、保安官による職務質問中にピンカーソンが強盗容疑を認めたことを明かした。ピンカーソンは加重強盗の罪に問われて拘留中。一方、警察によればジョンソンが犯行時に車中にいたかどうかは定かでないとのことだ。ジョンソンは犯行時に使用された凶器や所持していた薬物を隠蔽（いんぺい）しようとした罪に問われている。

事件後、チーフスは「パトリックとその友人らの身が無事であったことを何よりもありがたく思う。命あることが最も重要だ」との声明を発表した。