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QBキャパニック獲得を推すシーホークスDEベネット

2017年05月17日(水) 09:14

シアトル・シーホークスのマイケル・ベネット【AP Photo/John Froschauer】

シアトル・シーホークスはクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンのバックアップとしてフリーエージェント(FA)のQBコリン・キャパニックを調査中だ。少なくとも、シーホークスにいる選手のうち1人はキャパニックの加入を歓迎している。

先シーズン、国家斉唱中の起立を拒否したキャパニックをサポートした選手はシーホークスにも複数おり、そのうちの1人がディフェンシブエンド(DE)のマイケル・ベネットだった。ベネットは現地16日(火)、ラジオ番組『710 ESPN』の中でキャパニックがチームにフィットするだろうと語っている。

「彼は何かを変えようと自分の人生を懸けて行動を起こすような人物。そういったリーダー的存在の選手をなぜ獲得しないのか。自由な選択肢のうちで彼が取った一つの行動がすさまじいバッシングを引き起こしただけ。彼にもう一回チャンスを与えてもいいのではないか。なぜ皆これが問題だと言うのか理解できない」

「キャパニックがうちのチームでチャンスをゲットできるなら最高だ。シーホークスには彼にとって頼もしい存在がたくさんいる。ヘッドコーチ(HC)の(ピート)キャロルは難題にも躊躇(ちゅうちょ)せず立ち向かう人物。また、ホームレスの人々にだって手を差し伸べるようなオーナーやコミュニティに貢献する仲間が大勢いる。ラッセル・ウィルソンはチームがコミュニティあってこそのものだと教えてくれる。キャパニックにとっては最高の居場所になるはずだ」

今年3月にも『NFL Network(NFLネットワーク)』に対してキャパニックのリーダーシップを称賛する発言を行っていたベネット。

火曜日のラジオ番組でベネットはキャパニックの機動力はシーホークス攻撃陣に合うだろうとも語っている。これはウィルソンが負傷した時のみ試合出場可能であるという契約にキャパニックがサインを交わすことが条件となる。NFLネットワークのイアン・ラポポートは後に、ウィルソンがキャパニックの加入については全く問題視していないと報じた。

シーホークスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーは先週金曜日にキャパニックの代理人と接触している。これはNFLネットワークのマイケル・シルバーが15日に伝えたものだ。