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ベンガルズQBダルトンが“最速男”の加入を歓迎

2017年05月18日(木) 11:48

シンシナティ・ベンガルズのアンディ・ダルトン【AP Photo/Chris O'Meara】

2017年ドラフトにおける“スピード”の項目でシンシナティ・ベンガルズ以上の成功を収めたチームはないだろう。

ベンガルズがドラフト2巡目で指名したランニングバック(RB)ジョー・ミクソンはディフェンスに小さな隙間を見つけて抜け出す能力に加え、パスキャッチの能力も群を抜いている。同選手の40ヤード走4.43秒というスピードはダラス・カウボーイズのRBエゼキエル・エリオットをわずかに上回る数字だ。

ワイドレシーバー(WR)で言えば、ベンガルズは1巡目指名でワシントン大学からジョン・ロスを指名している。身長約180cm、体重約85kgのパスキャッチャーはスカウティングコンバインの40ヤード走でクリス・ジョンソンの記録を更新する4.22秒を叩き出して世間の度肝を抜いた。

ベンガルズのクオーターバック(QB)アンディ・ダルトンもロスの活躍には期待を寄せている。

『ESPN』のキャサリン・テレルによれば、ダルトンは「NFLで最速の男がこのチームにやってくる。チームにとっては間違いなくうれしい話」と語り、続けて「彼のスピードに他のチームも苦労するだろう。彼にはナンバーワンWRのA.J.(グリーン)に対応しているセーフティ(S)のレベルが必要となるかもしれない。A.J.にも劣らない能力のジョンが他チームにとって脅威となるのは間違いない」と話したという。

5月という季節は特に、NFL全体で楽観的なコメントが多くなされるのは従来通りのことだ。

両足に手術経験を持つロスが長くは持たないとの意見はさておき、その圧倒的スピードはやはり魅力的だ。来たるシーズン、ベンガルズの最新の武器となるロスのスピードがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区に旋風を巻き起こすだろう。