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スティーラーズが故障に苦しんだTEグリーンを解雇

2017年05月19日(金) 09:17

ピッツバーグ・スティーラーズのラダリアス・グリーン【AP Photo/Gene J. Puskar】

ピッツバーグ・スティーラーズによるラダリアス・グリーンのお試し期間は終了した。

現地18日(木)、同チームは故障癖のあったタイトエンド(TE)のグリーンを放出している。

先シーズンに4年2,000万ドル(約22億3,000万円)でスティーラーズと契約を結んだグリーンは、チームから解雇される前に600万ドル(約6億7,000万円)を受け取った。『OverTheCap.com』によると、26歳のグリーンを放出することによってチームには350万ドル(約3億9,000万円)のデッドマネーが発生するとのことだ。

高額契約がチームにもたらしたものはほとんどなく、多くの負傷に悩まされたグリーンは先発が2試合、出場も6試合にとどまった。スティーラーズでの1シーズンにおけるグリーンの記録は304ヤード、1タッチダウン、18キャッチだった。

引退したヒース・ミラーに代わるTEとして活躍が期待されたグリーンだったが、度重なる負傷や脳震とうの後遺症に苦しんでいた。グリーンはスティーラーズと契約する前にサンディエゴ・チャージャーズ(現ロサンゼルス・チャージャーズ)で過ごした4年間で脳震とうを発症している。グリーンはまた、昨年3月には足首の手術も行っていた。

抜群の身体能力を持ったグリーンの加入にチームの期待も高かったが、脳震とうと足首の故障がダイナミックな動きを制限してしまった。

グリーンの解雇によってスティーラーズに残されたTEはジェシー・ジェームズ、ゼイビア・グリンブル、デイビッド・ジョンソンとなり、彼らが今シーズンの先発TEを争うことになるだろう。

スティーラーズはまた、ランニングバック(RB)のテレル・ワトソンの獲得も発表している。