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代理人もブレイディの脳振とうを否定

2017年05月20日(土) 22:40


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Bill Kostroun】

2016年シーズン中にニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレイディが脳振とうと診断されたことはなかったと彼の代理人であるドン・イーが明言した。しかし、周囲が彼の健康を気遣ってくれることはありがたいと感謝の言葉を口にしている。

「トムが昨年中に脳振とうと診断されたことはない」とイーは述べた。「多くのプロトコルと予防策は今も発展を続けており、チームや彼と親しい人々が慎重に、いつも彼の健康状態を見守ってくれるのは良いことだ」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがつかんだこのコメントは、ブレイディの妻ジゼル・ブンチェンが『CBS』の朝の番組で、ブレイディが“昨年脳振とうを起こした”と発言したことを受けて出されたものだ。『Boston Herald(ボストン・ヘラルド)』によるとブレイディは2003年から脳振とうの名目でペイトリオッツの故障者リポートに載ったことは一度もないという。

17日(水)にはリーグのスポークスマンもこの件に触れており、「ブレイディ氏が頭部外傷や脳振とうを起こしたという記録、または脳振とうの症状が表れたり、訴えたりしたという記録は一切見当たらなかった」と述べている。リーグはブレイディに関してNFL選手会(NFLPA)とコンタクトを取ったという。

ペイトリオッツとブレイディ自身から声明や正式なコメントは出ていない。

39歳のブレイディは2008年第1週のカンザスシティ・チーフス戦でACL(膝前十字靭帯/じんたい)を損傷して以来、けがが原因での欠場は1戦もない。2016年中に何度か記録されているけがは太もも、膝と足首のものだ。