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新人スウィッツァーがカウボーイズWR陣に厚みをもたらす

2017年05月29日(月) 11:25


ダラス・カウボーイズのライアン・スウィッツァー【James D. Smith via AP】

ダラス・カウボーイズが2017年ドラフト4巡目で指名した新人ワイドレシーバー(WR)ライアン・スウィッツァーは同ポジションのコール・ビーズリーと比較され続けている。

先シーズンのビーズリーはチームのベストWRであり、リーグトップクラスのスロットターゲットとして活躍。ビーズリーとスイッツァーは白人で背が低く、そして共にそのタフネスさが売りでもあるという共通点を持つ。

しかしながら、両者の最も似ている特徴としてはやはりその抜群のキャッチ能力とラン技術が挙げられるだろう。

カウボーイズが若く健康的なスウィッツァーを指名したのはビーズリーに代わる新たな選択だったと見る向きが多かった中、同チームは両者をうまく併用する方針を取るようだ。

カウボーイズの攻撃コーディネーター(OC)スコット・リネハンはスウィッツァーについて『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』の中でこのように語っている。

「ライアンは生まれながらのスロットレシーバーだ。彼はビーズリーと同じようなゲーム展開が可能だが、独特のリズムも持ち合わせている。2人には互いに切磋琢磨してもらい、同様のルートを走ってもらえればと思う。ライアンがスペシャルチームのリターナーとしてプレーできるのは間違いなく大きなボーナスポイントだ」

「彼の役割はかなり重要。彼がいなかったらできなかったであろう練習も可能になっている。ビーズリーのバックアップとして機能できるし、ライアンはWRのポジションに相当な厚みをもたらしてくれる」

ビーズリーを置き換えるのではなく、スウィッツァーをもって補完させようとすることでカウボーイズは2017年の攻撃プランを劇的に変化させることができそうだ。今年のドラフトでカロライナ・パンサーズは2人のテールバック(TB)を獲得し、ニューイングランド・ペイトリオッツはジェームス・ホワイトやディオン・ルイスといった実力派選手がいるにもかかわらず、ランニングバック(RB)にレックス・バークヘッドという新たな戦力を加えた。これとは対照的にチームの攻撃陣をよりコンパクトに仕上げたチームはカウボーイズだけではない。

先シーズンには想像以上の快進撃を続けたカウボーイズがスウィッツァーという新たな武器を加え、9月に始まるレギュラーシーズンに向けてもう一段階レベルアップした攻撃プランを組み立てることになる。