クリーブランド・ブラウンズが若手守備選手との長期契約を締結した。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはブラウンズがラインバッカー（LB）のクリスチャン・カークシーと2,000万ドル（約22億2,000万円）の保証付きで4年3,800万ドル（約42億1,000万円）の契約延長を行ったと報じている。

同チームは後にこの契約を認め、上級副社長であるサシ・ブラウンも声明の中でカークシーについて“われわれが長期でチームにいてもらいたい才能ある若手選手”の代表例だと語った。

先シーズンはインサイドラインバッカー（ILB）として148タックル、2.5サックをマークしたカークシー。現在は新守備コーディネーター（DC）グレッグ・ウィリアムズ指揮の下、貧弱なアウトサイドにポジションをマイナーチェンジ中だ。

『The Plain Dealer（ザ・プレイン・ディーラー）』によれば、カークシーは今月初旬にこのように話していたと言う。

「ラインバッカーはラインバッカー。ラインバッカーとしての動きをまっとうし、その中で多くのプレーをこなすだけ。俺はグレッグをよく知っている。彼も守備陣をどう指導すべきか分かっている。グレッグは俺をどこに置くのがベストであるかを考えてくれた。彼が俺にやってほしければどのポジションだってやる準備はできている」

先シーズン、カークシーはILBとして同ポジションの全選手中22位にランクした。カークシーはランへの対応を得意とする一方で、カバレージにはまだ難があるプレーヤーだ。今シーズンはその弱点を克服する必要があるものの、その他ブラウンズにいる守備選手よりも良い形で昨季を終えている。

2014年にブラウンズがドラフト3巡目で指名したのはカークシーだったが、この年に同チームが指名した他の選手であるクオーターバック（QB）ジョニー・マンゼルやコーナーバック（CB）ジャスティン・ギルバートなどはいずれもリーグで活躍することはなかった。

そういった不作の中でカークシーの名前がメディアで取り上げることもほとんどなかったが、同選手はブラウンズの中でも間違いなく輝きを放っている選手である。カークシーが今シーズンもまたその大型契約の金額に見合うだけの活躍を見せてくれることに期待だ。